ホーム>情報公開(活動報告、収支報告、財産目録など)>平成26年度 |
1.事業の成果
@環境プログラム(川をたのしく親しもう、森で過ごそう!森に学ぼう!、春をたのしもう)と環境学習の受け入れを実施することで里山等の自然体験交流と自然環境を理解してもらうための啓発活動ができた。
A県北地域の親子が、11カ月間を通して自然環境を考える体験型環境学習(四季をまるごと体験ecoスクール)で、より深く多面的に自然環境を理解してもらう啓発活動ができた。
B環境文庫(森の学舎)にて、森の学舎の土日活用と環境問題全般を学習できる場を提供することができた。
C平成21年度から始めた竹林の整備にて森林環境の保全活動ができ、森林環境セミナーの開催によって森林環境の啓発活動ができた。
Dエコプロダクツ2014へのブース出展により、子どもの森の活動全般を宮崎県外にPRできた。
EWebページとfacebook、広報紙の発行により、活動の情報発信と環境問題の啓発活動ができた。
2.事業内容(特定非営利活動に係る事業)
(1)農林漁業などの産業体験や里山等の自然体験交流事業
@川を活用した自然体験交流(川をたのしく親しもう)
・実 施 日:7月27日
・実施場所:森の学舎と五十鈴川
・参 加
者:8家族25人(内幼児10人)
・スタッフ:6人
・協 力:宮崎県シェアリングネイチャー協会(5人)
・後 援:宮崎県教育委員会
・助 成 等:子どもゆめ基金
・概 要:親子を対象に、ネイチャーゲームで自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学び、川あそびをとおして自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学んだ。この体験を通して豊かな森と水を含め環境を守るために参加者が自分で出来ることを見つけるためのきっかけづくりができた。
A森林を活用した自然体験交流(森で過ごそう!森に学ぼう!)
・実 施 日:11月30日
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:3家族11人(内子ども5人)
・スタッフ:3人
・後 援:宮崎県、宮崎県教育委員会
・助 成
等:子どもゆめ基金、森林環境教育先導モデル事業
・取 材:わぃWaiTV
・概 要:樹木の二酸化炭素吸収量を測定し、樹木が二酸化炭素削減に大きな役割を果たしていることを学習した。また、参加者がドングリを自宅で苗木へと育てるために、ドングリの竹ポットを作った。自然における樹木に愛着を持ち樹木の大切さを知ることで、自然環境を理解する啓発活動となった。参加者で育てたドングリの苗木は、数年後に地域の山への植樹へと発展させる。
B野草を活用した自然体験交流(春をたのしもう)※平成27年度の収支となります
・実 施 日:平成27年4月5日
・実施場所:森の学舎と周辺
・参 加 者:大人=19人、子供=23人(内小学校就学前幼児12人)
・スタッフ:6人
・講 師:成迫平五郎 氏(宮崎県環境アドバイザー・県北植物愛好会)
・概 要:森の学舎のグランドと周辺の田んぼや土手で、食べることができる野草・山菜を探し収穫し料理をして春の自然を楽しみ自然の大切さを学んだ。
Cイオン延岡店チアーズクラブ
・実 施 日:9月13日
・実施場所:森の学舎
・受入人数:子供15人と大人10人
・スタッフ:2人
・協 力:ファニックス宮崎シェアリングネイチャーの会(1人)
・概 要:イオンが取り組んでいるチアーズクラブ(小学生の子どもたちに環境に関する体験や学習)への協力で、ネイチャーゲームを森の学舎でおこなった。大人も子供と一緒になってネイチャーゲームを通して自然に触れ親しんだ。
Dイオン日向店チアーズクラブ
・実 施 日:10月11日
・実施場所:森の学舎
・受入人数:子供12人とサポータ(大人)4人
・スタッフ:5人
・助 成 等:森林環境教育先導モデル事業
・概 要:日向店チアーズクラブからの依頼を受け、樹木についての環境学習を開催した。樹木の二酸化炭素吸収量の計算と竹ポットでの苗木育て、他に野外炊飯(焙り焼きソーセージ作り)を行い、自然に慣れ親しむことができた。
E椎茸ホダ木の管理(ほだ場作業)
森の学舎のほだ場に本伏せにしているホダ木から椎茸の収穫を行った。収穫した椎茸は、環境学習等のお昼に提供する味噌汁等の食材として利用した。
(2)中山間地の荒廃した里山の環境保全再生事業
@子どもの森1号地
平成18年3月に400本を植樹した子どもの森1号地は、苗木も大きくなり下草刈の必要がなくなり現状調査を実施しました。センダンの樹高は3m以上になり、その他種の樹木も人間の背丈よりも高くなっています。
AGOCANの森
門川高校生と協働して実施した森林の再生活動(平成19年3月に植樹、平成25年3月に補植樹)をした門川高校実習林の苗木が大きくなり下草刈の必要がなくなり現状調査を実施しました。ケヤキの樹高は3m近くなり、ヤマザクラは花を咲かせています。
B妖精の森(放置竹林の広葉樹林への復元活動)
・実 施 日:随時
・実施場所:森の学舎裏の竹林(門川町大字川内字イカダ場)/妖精の森
・概 要:手入れがされず放置されている竹林を、子どもが入り遊ぶことができる広葉樹の林に再生し、人や動植物にやさしい自然環境と水源かん養や災害の防止など森林の公益的機能の維持増進を図るために、平成21年度から継続して竹の伐採を続けている。これまで伐採した竹林の面積は約0.2haを超え、下記の様に伐採した竹の有効活用もおこなった。
1)四季をまるごと体験ecoスクールの竹イカダ材料
2)エコプロダクツ2014で販売するチップとパウダー作り
(3)地域の自然環境などを理解してもらうための啓発活動
@四季をまるごと体験ecoスクール
・実 施
日:5月24日、5月31日、6月21日、7月12日、8月17日、9月6日、10月25日、
11月22日、平成27年1月24日、2月28日、3月14日 計11日間
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:8家族18人(内小学校4年生〜6年生11人)
・スタッフ:延べ7人
・助 成 等:子どもゆめ基金
・取 材:MRTラジオ「エ・コ・コロカフェ」(8月17日)
・概 要:地域の小学生とその保護者に対して、四季を通した自然体験や農業体験から自然の大切さを理解し、将来の自然環境の守り手に育ってもらうために、11カ月の期間を通して、同じ参加者によるスクール形式で下記のことを実施した。
1) ネイチャーゲーム(宮崎県シェアリングネイチャー協会)
2)麦刈り・脱穀
3)ダンボールコンポストによる堆肥づくり(宮崎ダンボールコンポスト門川支部)
4)昆虫観察(新開孝 氏)
5)
ecoスクール旗づくり
6) 竹イカダを作り川下りによる河川清掃
7) 川の生きもの調査
8) 海水を使っての塩づくり
9) 麦畑づくり、麦種蒔き
10) イチゴの収穫(松田農園)とイチゴ酵母づくり
11)
乳牛牧場(矢北牧場)での酪農体験とバターづくり
12) 石臼による小麦挽き
13) パンづくり
14) 文集制作
スタッフの準備活動として、各回に実施する内容の準備や後片付け等を下記の通り行った。
5月17日:年間の打ち合わせと麦刈り脱穀の事前準備
7月 5日:竹イカダの試作
7月26日:竹イカダ昇降場の草刈り
8月30日:塩づくりのための海水汲み
10月18日:麦畑の堆肥づくり場設置と水抜き溝掘り
12月13日:麦踏み
A森林環境セミナー(知識習得編)
・実 施
日:5月6日
・実施場所:森の学舎
・受 講 者:4人
・スタッフ:2人
・講 師:木正博
氏(宮崎大学農学部准教授)
成迫平五郎 氏(宮崎県環境保全アドバイザー・県北植物愛好会)
横山謙一 氏(子どもの森理事長)
・後 援:宮崎県、みやざき森づくりボランティア協議会
・助 成:平成25年度「緑と水の森林ファンド」公募事業
・概 要:環境問題への取組みのひとつである森づくり活動に継続して参加するボランティアの必要な知識を習得するためのセミナーで、今回が6年目(6度目)の開催となった。森づくり活動の醍醐味は植樹だが、植樹後の下草刈り等の育林作業が疎かになり植えた苗木を枯らしてしまうこともある。森づくり活動は、植樹の準備から下草刈りの必要がなくなる程度まで苗木を育てる継続した活動であることを学ぶ。
B森林環境セミナー(作業体験編)
・実 施 日:5月11日
・実施場所:森の学舎
・受 講 者:6人
・スタッフ:1人
・講 師:岩田幸生 氏(安全技術指導員(林災害防止協会))
横山謙一 氏(子どもの森理事長)
・後 援:宮崎県、みやざき森づくりボランティア協議会
・助 成:平成25年度「緑と水の森林ファンド」公募事業
・概 要:森づくりボランティアで必要となるチェーンソー・粉砕機等の山林作業機械及び作業体験で、4月の知識習得編の続編として開催した。
(4)市民活動の活性化に関わる企画、コーディネート事業
実施できなかった。
(5)活動の情報発信・啓発のための事業
@Webサイトとfacebookの運営
・実施時期:4月〜平成27年3月
・概 要:子どもの森のすべての活動と自然環境啓発等を、月平均3.3回のWebページ更新にて情報発信し、1日平均6.8件のWebページ(トップページ)の閲覧があった。facebookは、年間68回の投稿を行った。
A機関紙の発行
・発行月:6月
・概 要:子どもの森の前年度活動と自然環境啓発等を、機関紙「子どもの森通信11号」をA4サイズ12ページで発行をして情報発信ができた。機関紙は、正会員・賛助会員・行政機関・活動助成元等と、子どもの森の活動の関係者へ配布した。また、Webページからもダウンロードできるようにした。
B事業案内チラシの作成
・実施時期:各事業の開催1カ月〜2カ月前
・概 要:宮崎県や宮崎県教育委員会等の後援をもらい、それぞれの事業や活動の案内チラシや参加者募集チラシを作成した。主に県北の図書館や近隣のスーパー等においてもらった。また、Webページからもダウンロードできるようにした。参加者の募集は、facebookと地元新聞社掲載でもおこなった。
Cエコプロダクツ2014へのブース出展
・実 施 日:12月10日〜12日
・実施場所:東京ビックサイト
・概 要:子どもの森の活動を全国に発信するために、昨年に引き続きエコプロダクツにブース出展した。クイズに挑戦してプレゼントしている「色えんぴつ」が好評で、ブース訪問者にドングリ・木の実クイズに挑戦してもらった。他の出展しているブースにも見学に行ったりと見聞を広げることができた。また、ネイチャークラフト体験、竹パウダーと色鉛筆の販売も行った。※えんぴつ×4、妖精キット×4、ネイチャークラフト体験×15
エコプロダクツ事務局から、来場者数は3日間で161,347名と発表があった。
(6)その他目的を達成するために必要な事業
@森の学舎の有効活用としての施設開放
1) 門川町教育振興研修会によるネイチャーゲームと釜戸を使っての豚汁作りの体験(10月21日)
2) 食育アイランド九州延岡交流会(平成27年2月20日)
A森の学舎の環境整備
・花壇の撤去(2か所)
・管理棟に整理棚を設置
・グランドの草刈
・郵便ポストの設置
B連合宮崎県北地協ふれあい祭り(5月25日)
・参加者:横山理事長、横山理事、会員1名
・場 所:延岡市妙田緑地公園
・概 要:労働組合である連合宮崎県北地域協議会が主催する組合員のふれあいを目的とした祭りに、連合愛のカンパを受けた団体としてブース参加した。
月 | 実施日 | 活 動 名 | 場 所 | 備考/内容 |
---|---|---|---|---|
4 | 6(日) | 森林環境セミナー | 森の学舎 | 知識習得編 講師:高木正博宮大農学部准教授、成迫平八郎宮崎県環境保全アドバイザー、横山理事長 |
12(土) | 会計監査 | 事務局 | ||
19(土) | 理事会 | 事務局 | ||
27(日) | 総会 | 森の学舎 | 総会終了後にお楽しみ昼食会 | |
5 |
4/29(祝)、30(水) 2(木)、3(祝)、4(祝) 5(祝)、6(祝) |
森の学舎の整備 | 森の学舎 | |
10(土) | 前年度ecoスクール | 森の学舎 | イチゴ狩り、お菓子作り | |
11(日) | 森林環境セミナー | 森の学舎 | 作業体験編 講師:岩田幸生安全技術指導員(林災害防止協会)、横山理事長 |
|
17(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎 | 打ち合わせ、麦刈りの予行練習 | |
24(土) | ecoスクール | 森の学舎とecoスクール麦畑 | 開校式、ネイチャーゲーム、麦刈り、脱穀 | |
25(日) | 連合県北地協まつり | 延岡市妙田緑地 | ブース出展 | |
31(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 脱穀、風選 | |
6 | 8(日) | 森の学舎整備 | 森の学舎 | 花壇撤去 |
15(日) | みやざき森づくりボランティア協議会総会 | ひむか里山自然塾、交流プラザ(宮崎市高岡) | ||
21(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 麦畑用堆肥づくり(ダンボールコンポスト)、旗づくり、昆虫観察:新開孝昆虫写真家 | |
7 | 5(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎と五十鈴川 | 竹イカダ試作→竹イカダ試乗→河川清掃の下見 |
6(日) | 森の学舎整備 | 森の学舎 | 草刈り | |
12(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 竹イカダ作り | |
19(土) | 川をたのしく親しもう準備 | 森の学舎 | そうめん流し準備、更衣室準備 | |
26(土) | ecoスクール準備 | 五十鈴川 | 河川清掃の終点付近の草刈り | |
27(日) | 川をたのしく親しもう | 森の学舎と五十鈴川 | ネイチャーゲーム、川あそび、川の生き物調査、そうめん流し | |
8 | 2(土) | ecoスクール番外 | 森の学舎 | ピザ道場 |
17(日) | ecoスクール | 森の学舎と五十鈴川 | 竹イカダで河川清掃、川の生き物調査 | |
30(土) | ecoスクール準備 | 日向灘 | 海水汲み | |
9 | 6(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 塩作り |
13(土) | イオンチアーズクラブ(延岡店) | 森の学舎 | ネイチャーゲーム | |
10 | 5(日) | みんなの森づくり講演会 | 宮崎県立図書館 | みやざき森づくりボランティア協議会主催 |
11(土) | イオンチアーズクラブ(日向店) | 森の学舎 | 樹木の二酸化炭素吸収量、ドングリの苗木ポット | |
18(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎とecoスクール麦畑 | 堆肥づくり場作り、畑周辺の草取り、畑周辺の畦作り | |
21(火) | 門川町教育振興研修会 | 森の学舎 | ネイチャーゲームと豚汁づくりのサポート | |
25(土) | ecoスクール | ecoスクール麦畑 | 麦畑づくり | |
11 | 22(土) | ecoスクール | 森の学舎とecoスクール麦畑 | 麦畑づくり、麦まき、野外炊飯 |
29(土) | 森で過ごそう!森に学ぼう!準備 | 森の学舎 | 竹ポット、竹串、色鉛筆の準備 | |
30(日) | 森で過ごそう!森に学ぼう! | 森の学舎 | 竹ポット作り、ドングリ工作、環境学習、野外料理 | |
12 | 10(木)〜12(土) | エコプロダクツ2014 | 東京ビックサイト | 横山理事 |
13(土) | ecoスクール番外 | ecoスクール畑 | 麦踏み | |
1 | 24(土) | ecoスクール | 矢北牧場 | 牧場での酪農体験 |
2 | 20(金) | 食育アイランド交流会 | 森の学舎 | 施設開放 (九州農政局延岡地域センター主催) |
28(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 酵母作り、小麦粉作り | |
3 | 14(土) | ecoスクール | 森の学舎 | バターづくり、パン生地づくり、パン形成、パン焼き、文集作成、閉校 |
28(土) | 春をたのしもう準備 | 森の学舎 | 野草の調査 |