ホーム四季をまるごと体験ecoスクール>第4期生(2014年度)
          準備期、第1期、2期、3期はこちらから

*****パン作りを通して食と環境を考える体験学習で、自然体験や農業体験から自然の大切さを学びます。 *****

2014年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成事業として第4期生で実施しています。

3月 2月 1月 12月
(閉校)パンづくり (10回)イチゴ酵母と小麦挽き (9回)牛舎体験 (番外)麦踏み
11月 10月 9月 8月
(8回)麦播き (7回)麦畑の整備 (6回)塩づくり (スタッフ)海水汲み
  (スタッフ)麦畑の準備   (5回)河川清掃と川の生き物調査
      (番外)ピザ道場
7月 6月 5月
(スタッフ)河川の草刈り (3回)昆虫観察と段ボールコンポスト (2回)麦脱穀
(4回)竹イカダづくり   (開校)ネイチャーゲームと麦刈り
(スタッフ)竹イカダ試作   (スタッフ)麦刈りの準備

(閉校)パンづくり 3月14日

 いよいよecoスクールが最終回・・・活動を通じて仲良くなったスクール生とお別れです。今日は、いつもより早く集合していつもより遅い解散となります。

1.バターづくり 《9:40〜10:30》
 今日のパン生地に練り込むためのバターを牛乳と生クリームで作ります。第9回の牛舎体験で覚えたバター作りです。今回は、牛乳10ccと生クリーム40ccをシェイクしました。薪ストーブの周りで暖をとりながら30分位で全員がバターを完成させました。

ひたすらシェイク よくできました


2.生地づくり 《〜11:30》
 スクール生それぞれが自宅で育てたイチゴ酵母と第6回で作った塩、前回に石臼で挽いた小麦と手作りしたバターを練り込んでいきます。作った生地は、薪ストーブの近くで一次発酵させます。一次発酵を待つ間にお昼ご飯をとりました。

イチゴ酵母 分量はしっかり計ります


3.パン形成 《12:30〜14:00》
 一次発酵が済んだ生地をパン1個分に分割し、薪ストーブの横で濡れふきんを被せてベンチタイムへ。その間、スクール生はお茶菓子タイムへ。ベンチタイムが終わり、次は形成へ。スクール生それぞれ好きなパンを形作っていきます。形成が終了したら、再び薪ストーブの横に持っていき2次発酵に入ります。同時に石窯に火を入れて熱していきます。

かるくガス抜きをしてベンチタイムへ ベンチタイム後にパンを形作っていきます


4.パン焼き 《〜16:00》
 2次発酵が済んだら、いよいよパン焼きです。2連式の石窯の片方でパンを焼き、もう片方は薪を追加して熱していきます。パンが焼きあがったらも、もう片方でパンを焼きます。石窯を交互に使いながら8トレー分のパンを焼きあげました。パンを焼いている時間を利用して、スクール生は思い出の文集書きをしました。

焼きあがり 美味しそう


5.修了式 《〜17:30》
 焼きあがったパンは、さっそく試食です。すべて自分たちで作った材料を使ったパンは、また格別な味です。
 最後は、いよいよ修了式。横山理事長から、スクール生全員に修了証が手渡されました。

これまでの修了者は76人 最後の記念撮影


《ecoスクール修了生へのメッセージ》
平成26年度「四季をまるごと体験ecoスクール」でパン作りを通して食と環境を考え、自然体験や農業体験から自然の大切さを学びました。これからも自然環境のために、家庭や学校などでエコな活動に取り組んでいくことをお願いします。

おまけ 最後のecoスクールを終えて、急遽3人の子どもたちが森の学舎に宿泊をしました。五右衛門風呂を沸かし入浴し、お昼の残りのお汁でご飯を食べ、ボードゲームを楽しみ寝袋で川×2になって眠りました。

(10回)イチゴ酵母と小麦挽き 2月28日

 心配していた雨が降らず暖かい朝となりました。今日参加のecoスクール生が集合したところで、森の学舎のご近所の松田農園に、酵母の素になるイチゴを摘みに出発しました。

1.いちご摘み 《10:00〜11:00》
 出荷前であったためイチゴがたくさん実っていて、摘んだイチゴは食べ放題。子どもたちは大喜び、お腹いっぱいで大満足。酵母にするためのイチゴ摘みが、イチゴ狩りへと変貌しました。


2.ゴミ拾い 《11:00〜11:30》
 イチゴ摘みが終わったら、松田農園から道端のゴミを拾いながら帰りました。何気なく通り過ぎると気がつかないのですが、けっこう沢山のゴミが散乱していました。住んでいる人も交通量が少ない道なのに、なんでこんなにゴミが・・・マナーが悪い。


3.酵母仕込み、小麦挽き 《12:30〜15:00》
 家族単位で2グループに分かれて、酵母仕込みと小麦挽きを交互に行ないました。


 イチゴ・水・砂糖を慎重に分量を計りながら、煮沸消毒したビンに詰めます。作った酵母ビンは、自宅に持ち帰り温度調整をしながら、2週間かけて酵母菌を育成していきます。


 三つの石臼を使って、5月に収穫脱穀した麦を粉に挽いていきます。石臼で挽いた麦粉は、振るいで細かい粉だけを取り、荒い粉は、もう一度石臼で挽きます。約2.8kgの小麦を挽いて、1200gの小麦粉ができました。荒い粉は、お土産としてスクール生で分けて持ち帰りました。パン生地には、小麦粉が2kg位必要となるので、足りない分はスタッフで作りたいと思います。

(9回)牛舎体験 1月24日

 パンの材料となるバターづくりを習うために、「矢北さんちの牛舎」での酪農体験です。「矢北さんちの牛舎」代表の矢北さんより牛の一生や牛乳の話などのお話の後、靴底を消毒して牛舎に入って「餌やり、授乳、搾乳、バターづくり、牛乳豆腐づくり」を体験しました。

矢北さんのお話 靴底の消毒


● 餌やり
 スクール生は思い思いの牛に乾燥牧草を、直接手であたえたり散乱した牧草を牛の前にほうきで掃いて集めたりしながら、牛に食べさせました。一頭あたり一日に約20kgの牧草を食べるそうです。

牛の餌やり


● 授乳
 今年になって4頭の子牛が生まれたそうです、その中の2頭へ授乳をさせていただきました。牛用哺乳瓶であたえたのですが、こぼす量が多く乳飲みがあまり上手ではありませんでした。指を舐めさせてお乳飲みの練習兼だ液だしもやってみました。

哺乳瓶での授乳 お乳飲みの練習


● 搾乳
 手を洗い消毒をしてから乳搾りを体験しました。一人で1リットルを搾った強者もおり、搾った牛乳は舐めて味見をしました。搾乳した牛乳は飲んでも構わないらしいのですが、お腹の緩い人は腹痛(下痢)をおこすそうです。

4人同時に乳搾り


● バターづくり
 無調整の牛乳50ccと生クリーム50ccを容器に入れ、ひたすらシェイクします。早くスクール生で15分、遅くスクール生は30分近くかけて、途中に氷水で冷やしながら固形と水分に分離させます。固形となったものがバターです。できあがったバターは、食パンにつけて味わいました。

分量を間違えないように シェイクは疲れます


● 牛乳豆腐づくり
 今日搾った牛乳と酢を使っての牛乳豆腐(カッテージチーズ)作りを学びました。矢北さんが実演するのを一度見学して、スクール生でチーズ作りに挑戦しました。できあがった牛乳豆腐は、醤油をたらして全員で試食しました。たくさんの牛乳豆腐ができあがったので、お腹が満足する量をいただくことができました。

80℃の牛乳に酢を入れてタンパク質を固めます 固まったものをザルにとり水分をとります

 

● 麦踏みと土入れ
 森の学舎に移動して、お弁当を食べ麦踏みと土入れを行ないました。今日は暖かったので屋外でお弁当を食べ、麦畑では水はけの溝を掘り、掘り上げた土を麦畑に入れました。

 

(番外)麦踏み 12月13日

 11時から約1時間、3家族7人が参加して、出芽3週間後でまだ多くの芽が本葉が3枚にはなっていなかったのですが麦踏みをしました。みんな、麦が元気に大きく育ってと願っての番外活動です。後2度くらい麦踏みを予定しています。

 

(8回)麦播き 11月22日

 ecoスクール麦畑に、次年度ecoスクール(第5期生)で収穫するための麦の種子を播きました。

《9:45〜11:30》 耕うん
 昨晩の雨も朝方には上がり暖かい一日となり、予定参加者が全員揃ったところで15分遅れでスタートとなりました。ダンボールコンポストで作った堆肥と消石灰15kgを畑に播き、参加者全員が交代で耕うん機を使って畑を耕うんしました。初めて使う耕うん機に振り回されながら畑全体を耕うんしたら、くま手で平らに均しました。


《〜14:00》 地元野菜を調理してお昼
 地元で採れた「自然薯」「かぼちゃ」「たまご」「椎茸」「あかね芋」「むかご」、森の学舎にある銀杏に実った銀杏を使って天ぷら、たまごかけご飯、とろろの料理を作り、釜戸でむかごご飯を炊き遅めの昼食となりました。男子グループは、昼食準備中に、麦播きの下準備をしました。


《〜14:30》 麦播き
 昼食の準備中に、テープで畑を4区画に分けていました。1区画に種を播く筋を5本引き、一番長い筋に30gの種を播き土を被せていきました。今期は、40cm間隔で5列を4区画、区画間には80cm間隔の隙間をつくり人が歩けるスペースとしました。


(7回)麦畑の整備 10月25日

 次年度ecoスクール(第5期生)で収穫する小麦は、第4期生で種播きをします。今回は、麦の種を播くための下ごしらえをしました。

《9:40〜12:10》 草取り
 畑に生えている草を手抜きしました。抜いた草は、堆肥づくり場に積んでいきます。今日は、晴天で暖かったので、みんな汗びっしょりになりながら、ただただ草を抜くのですが、皆でやると草抜きも楽しいものです。途中、ヘビの抜け殻を見つけたり、冬眠中のカエルに遭遇したりとハプニングもありました。カボチャの種が昨年のダンボールコンポスト堆肥に混ざっていたのでしょう、カボチャが大きく育っていました。これからの季節にカボチャができるか観察するために、このカボチャは残しました。午前中は、長めの休憩を途中にはさんで、約1時間30分をかけて草取りが終了しました。

鍬で土を柔らくして草抜きをします。
抜いた草は堆肥づくり場へ 残したカボチャ。


《13:30〜15:00》 草の根取り
 けっこう重労働なので、長めの昼休みをとり午後は、午前中に取りきれず残っている草の根をとりました。鍬で土を掘り返しながら根を取り除いていきます。さすがに子どもたちは作業にあきたようで、子どもたちにいわく落とし穴を掘って楽しんでいました。最後にダンボールコンポストで作った堆肥を播き込みました。

根取りはかなり地味な作業です。 こらこら。
堆肥播き 今日はここまで。


 環境学習も予定していましたが、畑の作業に時間がかかってしまったので、環境学習は延期となりました。

(スタッフ)麦畑の準備 10月18日

 ecoスクールで、いよいよ麦畑づくりを開始します。次回は、夏の間に休息させていた畑の草取りをします。その準備として、抜いた草を堆肥にするための堆肥づくり場の設置と畑の水を逃がすための溝掘りをおこないました。

イカダで使用した竹を使っての堆肥づくり場 畑周辺の溝堀り

 

(6回)塩づくり 9月6日

 ここしばらく、ぐずついた天気が続いていましたが、今日は久々の青空が広がり気温もあがりました。海水から塩をつくるため火を炊いたので、体からも塩が噴き出ました。

《9:30〜12:10、13:00〜14:00》 塩づくり
 4グループに分かれて、海水から塩を析出(せきしゅつ)しました。グランドでの作業ですので、地面の水分により蒸し暑く、しかも火を焚くので、スクール生は汗だくになりながら頑張って塩づくりに挑みました。

暑くなりそうだったのでスクール生とスタッフで日陰を作るためテントを準備しました。 準備が整った後、横山理事長が塩づくりの説明をしました。
さらしで海水の不純物を取り除きます。 5ℓの海水を鍋や羽釜に移します。
容量が1/10(500cc)になるまで水分を蒸発させます。 途中薪がなくなったら薪わりもしました。
途中で海水の減り具合を計ります。 海水濃度が7倍(750cc)になったらしゃもじでかき混ぜはじめます。
固形化した硫酸カルシウム(にがり)をろ過して取り除きます。 硫酸カルシウムを取り除いた海水を再び鍋に移して火にかけます。
シャーベット状になるまで水分を蒸発させます。 途中、釜戸で焼いた栗をつまみ食いしていました。
海水から析出した塩を鍋で炒めて水分を取り除きます。 鍋に塩が焼きつかないように慎重に。


 全部で320gの塩ができました。できあがった塩は、パン焼きでの材料となります。半分は森の学舎で保管して残りはスクール生で少しづつ分けてお土産として持ち帰りました。

《14:00〜15:30》 環境学習(川の生きもの調査)
 前回のecoスクールを欠席して、川の生き物調査ができなかったスクール生が多かったので、川の生き物調査をおこないました。川で捕まえたカワムシや魚が、きれいな水でないと生きられない生きものであることを確認して、森の学舎の横を流れている五十鈴川の水質が良いことを学びました。最後に捕まえた生きものは川へ戻しました。

あらかじめ川に居ると思われる生き物をチェックします。 大人は釣りで魚を捕まえます。
子どもたちは網で魚を捕まえます。 捕まえた魚の名前を調べます。

(スタッフ)海水汲み 8月30日

 準備期ecoスクールでお世話になった知幸丸の船長さんにお願いして船を出してもらい、第6回のecoスクールで作る塩の材料となる海水を海沖まで汲みに行きました。

船長さんも手伝ってくれました 海水20Lを採取


 第3期までは、スクール生みんなで船に乗って海水を汲みに行っていましたが、スタッフとecoスクール生の約8割は船酔いしていたので、第4期では海水汲みの内容はいれませんでした。

(5回)河川清掃と川の生きもの調査 8月17日

 台風12号の影響で、8月2日から8月9日に延期したのですが、今度は台風11号の影響で、8月17日に第5回目を実施しました。再延期だったため参加できたecoスクール生が少なかったです。今回は、MRTラジオのエコ・コロカフェのパーソナリティの木佐貫ひとみさんが取材に来てくれました。それから第一期修了生で中学3年生のN君が手伝いに来てくれました。
 今回の様子は、8月24日のエコ・コロカフェで放送されます。

《9:30〜11:30》 竹イカダでの河川清掃
 自分で作った竹イカダを川に下ろし出発。最初はバランスがとれなく転覆するイカダもありましたが、約500mを下りながら清掃活動をして行きました。拾ったゴミは河川の増水によって運ばれてきたと思われる産業ゴミです。冷蔵庫の蓋もありました、本体は何処にあるのでしょう。8月半ばで水も冷たくなってきていましたが、参加したスクール生は、一生懸命ゴミを集めてくれました。

出発前の注意と準備体操 出発
木佐貫レポータはN君のゴムボートへ オールでイカダを操ります


《11:30〜13:00》 竹イカダ下船場から森の学舎に移動、昼食
 竹イカダの下船した場所から道までイカダを上げて、徒歩で森の学舎に移動。そして昼食となりました。昼食後使用したイカダを解体しました。イカダに使った竹は、チップにして土壌改良剤として麦畑に蒔きます。

集めたゴミ イカダの解体


《13:00〜15:30》 川の生きもの調査
 川に暮らしている生きものを、網ですくったり、釣ったりして、カゲロウの幼虫などカワムシや、テナガエビ、オイカワ、ウグイ、ヨシノボリ等々を捕えました。捕まえた生きものは、名前をそれぞれ調べて川に帰しました。きれいな川でないと住めない生きものたちに遭遇して、この清流を守らなければと、みんなで誓い合いました。

生きもの探します
捕まえた生きものを調べます
生きものを確認したら川へ帰します

 

(番外)ピザ道場 8月2日

 台風12号の影響による大雨と五十鈴川の増水で、竹イカダの川下りと生き物調査は、一週間後に延期となりました。代わりにピザを作り石窯で焼きあげるお楽しみ会を開催しました。参加したのは、3家族(11人)とスタッフ2人でした。一家族が2枚のピザを作り、ピザソースは塩トマトで、一枚はフルーツピザでした。


 天気予報によると延期にしたecoスクールも危ぶまれます。

(スタッフ)河川の草刈り 7月26日

 次回のecoスクールで実施する竹イカダによる河川清掃の終点地から道まで登る箇所の生い茂る竹や草を刈払機と手鎌で刈って、道を作りました。竹イカダを上げる道です。しかし、今日はすごく暑かったです。

 

(4回)竹イカダづくり 7月12日

 次回のecoスクールでの河川掃除を今回作ったイカダで行ないます。また、イカダで使った竹はチップにして麦畑の土壌改良に使用します。

《竹イカダづくり1》 9:40〜12:00
 4班に分かれて4台の竹イカダを作ることにしました。あらかじめ竹林の整備で伐採してあった竹を、ノコギリで160cmに玉切して約10本のイカダ用の竹を準備し、角材(長さ90cm)に、竹を一本一本しっかりとロープで留めていきます。ここまでで午前中が終了しました。

@グランドまで竹をとりに行きます。 A160cmに竹を玉切にします。
B角材に竹を結んでいきます。 Cここまで約2時間30分かかりました。


《昼食と段ボールコンポスト》 12:00〜13:10
 昼食後に、前回お休みだったスクール生に段ボールコンポストの説明をしました。他のスクール生より遅れて堆肥づくりを開始することになります。

昼食 前回欠席者だけの段ボールコンポスト


《竹イカダづくり2》 13:10〜14:30
 午後は、イカダに付ける浮きづくりです。2Lペットボトル4個をテープで留めて1組にして、10組をイカダの裏に取り付けます。

Dペットボトルを浮にします。 E40個のペットボトルで浮力をつくりだします。


《ヘルメットとライフジャケット選び》 14:30〜15:00
 最後に、子供たちそれぞれのヘルメットとライフジャケットのサイズ合わせをしました。大人はフリーサイズを着用します。今回は早く終わったので、数組の親子は5時まで川あそびを楽しんでいました。

(スタッフ)竹イカダ試作 7月5日

 次回のecoスクールで作る竹イカダの見本作りと、作った竹イカダで実際に川を下ってみました。見本で作ったイカダの長さは、昨年より短い150cmにしましたが、やや短いようですので、昨年のecoスクールで作った長さと同じ160cmにしようと思います。

イカダの試作 試し乗り

(3回)昆虫観察と段ボールコンポスト 6月21日

昆虫観察指導:昆虫写真家 新開孝さん
段ボールコンポスト:宮崎ダンボールコンポストネットワーク門川支部(2人)

《昆虫観察》 9:40〜11:50
 昨晩からの雨で昆虫観察は難しいかなぁと思っていましたが、昆虫のなかには、雨でも活発に動き回る者がいます。観察指導の新開さんの案内で、雨の屋外で昆虫観察を行ないました。葉っぱを住処にしている幼虫を主に、約1時間森の学舎周辺で昆虫を探しして歩きました。昆虫が見つかるたびに、新開さんが、その昆虫の生態等を説明していきます。しかし昆虫の多くは、雨天では活動が鈍いため、室内で写真を見ながら昆虫の生態説明がおこなわれました。


《段ボールコンポスト組み立て》 13:00〜13:50
 段ボールコンポストは、家庭内の小さな循環を目的としています。山下さんと早川さんの指導により段ボールコンポストの組立を行ないました。段ボールの中に入れるピートモスともみ殻燻炭は、各自の家で入れることにしました。今日から家庭で出た生ごみは、廃棄せずに、約4か月間をかけて堆肥化していきます。堆肥となった家庭ごみは、ecoスクール麦畑の堆肥として使用することになります。


《ecoスクール旗づくり》 14:00〜15:50
 今までで一番少ない3家族の参加しかなかったので、ひと家族で1枚のecoスクールの旗を描いていきました。今回描いた旗は、ecoスクールの開催日に掲げることになります。

 

(2回)麦脱穀  5月31日

《脱穀》 9:30〜12:00
 先週刈ってグランドに一週間干していた麦の脱穀作業です。横山理事長から今回脱穀で使用する千歯と足踏む脱穀機での脱穀作業のやり方の説明後、代わる々脱穀を進めて行きました。千歯も足踏み脱穀機を使うのはもちろん見るのも初めてのスクール生です。最初は、脱穀機のドラムが上手く回転することはできなっかたのですが、慣れてくるとスムーズに回転させることができるようになります。

脱穀の説明 千歯挽き
足踏み脱穀機


《風選》 13:00〜15:50
 麦の実と籾を分離する作業です。千歯と脱穀機で脱穀した時点で、麦の実が殻から外れていますが、穂も一緒に外れています。穂が一緒になっていると風選が難しくなるので、穂はできるだけ除去します。手では除去できない籾を唐箕を使って実と分離します。

風選前の穂除去 唐箕で風選


《袋詰め》 16:00〜16:30
 すべての風船が終わって今日のecoスクールは終了しました。まだ籾の中に実が残っている麦があったので、数名のスクール生が居残ってくれて、実と籾を手作業で分離sいてくれました。麦の実は、石臼で小麦粉にするまで冷蔵庫で保管しておきます。

後かたずけもスクール生で 手で実と籾を分離
完全に実と籾を分離できました。 12kgの麦を収穫できました。


 解散後、数名の子供たちは五十鈴川で川あそびを!横山理事がテナガエビ捕りの指導をしてテナガエビ捕りに夢中。その間に保護者が、袋詰めまでを行なってくれました。

(開校)ネイチャーゲームと麦刈り  5月24日

ネイチャーゲーム:宮崎県シェアリングネイチャー協会(3人)
取材:延岡ケーブルメディアワイワイ

 第四期生による四季をまるごと体験ecoスクールがはじまりました。今回のスクール生は、8家族18名です。残念ですが、開校の今日は、3家族7名が欠席でした。

《開校》 9:30〜9:50
 横山理事長から、「今回のecoスクールは第4期となり、これまでとは若干内容を変えたプログラムになっています。自然が相手の環境学習であるので、暑い日寒い日雨の日もあります。健康には十分に気をつけて1年間楽しんで行きましょう。」とあいさつがありました。その後、スタッフ自己紹介、スクール生自己紹介が行なわれました。今日のスタッフは、「ケンケン」「ジュンジュン」「ヨッシー」「すーさん」です。

理事長あいさつ スクール生自己紹介

 

《アイスブレーク》 〜10:20
 初対面のスクール生同士のコミュニケーションゲーム「はじめまして」で、カードにある質問を初対面の相手に質問し回答を返し会話をすることで打ち解けていきます。カードには7項目の質問が用意されていましたが、話が弾み3〜4項目の質問しかできませんでした。

相手への質問事項(もちろん自然に関して) 大人子ども関係なく初対面同士でカードの質問をしていきます


《ネイチャーゲーム》 〜12:10
 森の学舎グランドと周辺で「感覚をひろげて」「フィールドパターン」「色いくつ(緑色編)」「木の百面相」「わらしべウォーク」のゲームをおこないました。

《感覚をひろげて》指定した色や形を自然の中から見つけます。これからのゲームのために目と心を慣らします。 《フィールドパターン》グループでカードにある形を自然の中から探し、グループ全員の合意で発見します。
《色いくつ(緑色編》同じ緑色でも自然の中には多くの緑色がある。緑色が何色あるか数える。40色前後の緑色が見つかりました。 《木の百面相》樹木をジィーと見ていると色々な形に見えてきます。樹木に隠れている動物などの顔を見つけます。
《わらしべウォーク》わらしべ長者の昔話の様に、わらしべを持ってネイチャーフィールドに出かけます。わらしべを気に入った物と交換します。自然の物はほとんどが持ち運べませんので、心の中で持ち運びます。そして、また気に入った物と順次交換していきます。さあ、最後に手に入れた自然な物は何でしょう。


《麦刈り》 13:10〜13:50
 昨年度のecoスクール生が種を播いた麦を今年度のecoスクール生で刈り取ります。刈り取った麦は、小麦粉にしてecoスクールの最後にパンとなります。

麦刈り鎌で刈っていきます。
刈った麦はグランドに持っていきます。 畑のすべて麦を刈り取ります。


《麦干し》 〜15:40(〜16:30)
 刈り取った麦は、わらしべで巻き束にして、はさ掛けにかけていきます。グランドで天日で乾燥させて、一週間後に脱穀します。ecoスクール修了の時間までに、すべての藁を束にできませんでした。いったん今日のecoスクールを終了させ、居残りできるスクール生で、すべての麦を束にして、はさ掛けに並べ終わりました。

麦束の縛り方の説明。 皆で麦束を作っていきます。
麦束は、はさ掛けへ。 全部で9組のはさ掛けが完成。


《インタビュー》 麦干しの間に
 子どもたちは、取材に来た延岡ケーブルメディアワイワイより一人づつインタビューを受けていました。

 

(スタッフ)麦刈りの準備  5月17日

 5月24日に今年度のecoスクールが開校します。昨年度のecoスクールで麦刈りと脱穀を経験していなしスタッフが麦刈りの練習と当日の段取りを確認するための準備活動を実施しました。
 昨年度と一昨年度は、雨に濡れないようにと刈った麦を渡り廊下に干しました。渡り廊下は風通しが悪く雨の日もあって干している麦がカビてしまったので、今年度はマルチシートで茎が雨に濡れないようにして、グランドの干す計画です。

少々麦刈り 麦の茎が雨で濡れないように