ホーム四季をまるごと体験ecoスクール>第3期生(2013年度)

*****パン作りを通して食と環境を考える体験学習で、自然体験や農業体験から自然の大切さを学びます。 *****

2013年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成事業として第3期生で実施しました。

5月
(番外)いちご刈り&お菓子作り

3月 2月 1月 12月
(閉校)パン焼き・環境学習・文集書き (10回)酵母づくり (9回)牛舎体験と麦挽き (スタッフ)パンづくり
(11回)パンの試し焼き      

11月 10月 9月 8月
(8回)麦種播き (7回)麦畑づくりと環境学習 (6回)塩づくり (5回)海水汲みと海岸清掃
(スタッフ)麦畑看板づくり (スタッフ)麦畑と環境学習の予行練習   (スタッフ)海岸の確認と塩づくり

7月 6月 5月
(4回)竹イカダでの河川清掃 (3回)昆虫観察とイカダ作り (2回)麦刈りと脱穀
(スタッフ)竹イカダ試乗 (スタッフ)イカダ試作と麦脱穀 (スタッフ)打ち合わせと麦刈り脱穀
    (開校)はじめまして

(番外)イチゴ狩り&お菓子作り  5月10日

参加者:31人

 3期ecoスクールが終了して2ヵ月がたちました。久しぶりにecoスクールで集まり、酵母菌でお世話になった松田農園で、食べ放題のイチゴ狩りを行ないました。ecoスクールの中では、酵母菌作りに必要な分だけのイチゴしか収穫できなかっので、この地域(宮崎県北)では体験できない食べ放題イチゴ狩りを、みんな楽しみにしていました。さすがに商品としての収穫していた時期に比べると小ぶりですが、熟したイチゴは甘酸っぱくて美味しいかったです。1Kg600円の持ち帰りもできました。

イチゴハウスの中はかなりの暖かさ
持ち帰りイチゴの重さ測定 晴天の一日


 イチゴ狩りから帰ってきてお昼ご飯まで時間があったので、タケノコを収穫して茹でて食べようと、有志を募ってタケノコ調査団を組織して妖精の森に入り込みました。が、まったくタケノコは存在せず残念な結果となりました。昼ご飯がすんだら、ケーキ生地を石釜で焼き、イチゴのロールケーキ作りをはじめました。

タケノコ調査団 石窯担当
石窯で焼いたケーキ生地 イチゴのロールケーキ作り
ロールケーキの切り分け 今日の参加者


 久しぶりにecoスクールの参加者同士は2か月ぶりの再会できました。ケーキをつくったり、おしゃべりしたり、川遊びをしたりと、それぞれ自由に過ごしました。

(閉校)パン焼き・環境学習・文集書き  3月2日

スクール生:19人
スタッフ:4人

 いよいよecoスクール最終日です。麦刈りからはじまったパン材料づくりの集大成としてのパン焼きと環境学習を行ない、パン焼きの待ち時間を利用して文集の原稿書きをしました。

《9:40〜10:30》ガス抜き分割
 昨晩かけて一次発酵させたイチゴ酵母入り石臼で挽いた小麦粉のパン生地をガス抜きし等分してパンの元を作り、薪ストーブの周りでベンチタイムを。昨日出席していないスクール生は、同時にバターづくりもしてもらいました。


《10:30〜11:00》パン形成
 30分位ベンチタイムをとったパンの元を、ロール状形を中心に思い思いの形に整えていきます。


《11:00〜12:00》環境学習(持てるかな?〜エネルギーのかばん〜)指導者:横山理事長
 パン形成後の2次発酵の時間を利用して、昨日実施できなかった環境学習をおこないました。小学生4年生から6年生向けの学習であるため保護者には、参観をしてもらいました。
 テーマは、 私たち日本人が1日に消費しているエネルギーの量を、“重さ”として自分の体で知 り、またその“重さの理由”に気づくことから、エネルギーとの付き合い方を考えること。概要は、世界でもトップクラスのエネルギー消費国である日本。今、私たちの暮らしは、一体どれくらいのエネルギーを必要としているだろう。日本、中国、アメリカの国別に国民一人当たりが 1日で消費しているエネルギーの重さを、かばんにつめて持ってみることで自分の体で感じ、どこでこんなにエネルギーを使っているのか、なぜ今こんな重さになっているのかを解き明かしていくことです。
 まず、スクール生に、地球温暖化と関係がある3 つのかばんかばんを持ってもらい、ある国の人がひとりで一日で使うあるものの重さです。さて、なんの重さでしょ う?と問いかけ、かばんの中身(重さ)について予想してもらいます。カバンの重さは、いろいろなエネルギーを石油に換算した時の石油の重さです。
 イラストカードを並べストーリーに沿って「矢印」と「使っているエネル ギー」を記入して、生活の中で使っているエネルギーを伝えます。 その後、スクール生を2グループに分けて、それぞれテーマを決めてもらい生活の中で使われているエネルギーを、イラストカードを並べストーリーに沿って考えてもらい発表をしてもらいました。
 生活の中でエネルギーを使うことはどうしても避けられません。エネルギーを少しでも減らすことが、地球温暖化防止につながることを知ってもらいました。


《12:30〜14:00》パン焼き
 形成後、2次発酵を済ませたパンから石釜で焼いていきます。イチゴ酵母の違いから膨らみの良いもの悪いものがあったようですが、こんがりと美味しい完全手作りパンが焼き上がりました。試食後の残ったパンは、スクール生全員で全部持ち帰りました。


《14:00〜15:00》文集の原稿書き
 パン焼きの待ち時間から文集の原稿書きをはじめて閉校式までに書きあげました。それぞれスクール生のecoスクールで学んだことや想い等が綴ってくれました。


《15:00〜15:15》閉校式
 横山理事長から、ひとり一人に修了証を手渡しました。横山理事長から、1年間楽しい時間を過ごすことができ、これから家庭や学校でも自然環境を大切に、将来大人になったら環境も守る活動にも参加して欲しいと、あいさつがありました。他スタッフも、楽しかった1年間の想いがあいさつとしてありました。


 ecoスクール全行程を終えましたが、文集の発行でecoスクール事業のすべてが終了となります。また、4月になってからイチゴ狩り同窓会を予定したので、またスクール生と会うことができます。

(11回)パンの試し焼き 3月1日

スクール生:8人(多忙なスクール生が多く、10回よりさらに少ない出席者となりました。)
スタッフ:4人

 明日のecoスクール最終日は、今まで手作りしてきた材料を使ってのパン焼きです。自分たちで育てたイチゴ酵母はイーストの力が弱く、石臼で挽いた小麦粉は粒があらいため、現代のようなふっくらとしたパンにはなりません。パン焼きの手順を確認するためと、市販されているパンと同じようなふっくらとしてパンを楽しむために、塩とバター以外は、市販されている材料を使ってパン焼きを体験しました。また、明日用のイチゴ酵母でのパン生地作りも行いました。イチゴ酵母のパン生地は一晩かけて低温発酵させていきます。
 パンを作る過程での一次とベンチタイムの待ち時間を利用して環境学習をする予定でしたが、出席者が少なく一人当たりの作業量が多くなったので、環境学習は明日のecoスクール最終日に順延としました。

自宅で育てイチゴ酵母 矢北さんちの牛舎の体験で覚えたバターづくり
生地づくり 形成
スタッフで石釜の守 石窯一回で焼けるパン(ロールパン8個)

 

(10回)酵母づくり 2月15日

スクール生:12人(一昨日の大雪と一週間の寒波続きで体調を崩したり、急な用事が入った等で最も少ない出席者となりました。)
スタッフ:4人


《9:45〜》 9時30分開始だったのですが、ここ宮崎では雪が積るのが大変珍しく、道路事情と子供たちの雪遊びで15分ほど遅れての開始となりました。 

宮崎では大変珍しく雪が積もっていました。

 
《9:50〜11:00》 酵母のためのイチゴを苺栽培農家の松田農園まで収穫にでかけました。途中、道路のゴミ拾いをしながらでしたが、積っている雪で道路脇がまったく見えずゴミ拾いは完全に空振り状態とまりました。この時季は冬と春の収穫の狭間で、イチゴ狩りは叶いませんでしたが、酵母で使用する4kgのイチゴを自分たちで手摘みで収穫ができました。(それと少々の味見も)

松田農園の松田さんからイチゴ摘みのレクチャー 食べ頃まで今しばらくかかりそうなイチゴが多かった
赤いイチゴをだけを摘みとる 苺ハウスの中で記念撮影


《11:00〜12:30》 イチゴの収穫が早く終わったので、早めでたっぷりと時間をかえて昼食としました。

昼食前に雪だるま 昼食前にお菓子に群がる


《12:30〜14:30》 二組に分かれ交互にイチゴ酵母づくりと石臼での小麦挽をおこないました。今回挽いた小麦粉量は約0.95Kgでした。

 
ビンを煮沸して雑菌を取り除きます。 酵母用イチゴを選びます。
   
イチゴに砂糖と水を加えます。 出来上がり。
   
小麦を石臼で粉にします。

 

(9回)牛舎体験と麦挽き 1月18日

スクール生:牛舎体験23人、麦挽き:20人
スタッフ:3人

 午前中は、パンづくりの材料となる手作りバターのできるまでを学習するため、矢北さんちの牛舎で「牛のお世話→搾乳(乳搾り)→バター作り」を体験しました。午後もパンづくりの材料となる小麦粉を、5月に収穫した麦を石臼で挽いて作りました。

《集合》 9:15
 矢北さんちの牛舎に直接集合でした。ecoスクール生は、矢北さんちの牛舎に来るのは初めてで、半分が道に迷って集合時間前までに到着できませんでした。矢北さんちの牧場は、やや解りづらい所にあります。

牛舎体験前のお話 靴底を消毒し霧を通って牛舎の中へ


《牛舎体験》 9:30〜11:40
 牛舎体験は、@牛の餌やり、A牛のお世話、B搾乳、Cバター作りと試食、D牛乳豆腐作り実演と試食の順番で進みました。
@牛の餌やり:カチカチに固めてある干し草をほぐして牛にあたえます。ecoスクール生のほとんどは、たくさんの牛を牛舎で見るのは初めてで、牛の大きさに圧倒されながら腰が引け気味で餌を食べさせていました。干し草を手やりで食べる牛、床に置かないと食べない牛がいました。
A牛のお世話:牛は牛舎で個部屋になっていて、床に藁やおが屑が敷いてあります。牛の排泄物は小部屋の横のある溝に落とし、新しいおが屑を補充していく作業を体験しました。
B搾乳:手をきれいに洗って消毒してから、乳搾りをします。乳を搾らせてもらったのは、12歳(牛舎の牛の中では最年配だそうです)のコナ・・・(ん名前を忘れました)です。牛舎の牛には全部名前がついているそうです。搾った牛乳は試飲まではしませんが、ちょっとなめてみて味を確認できます。一度に搾りきらないといけないようなので、全員の搾乳体験が終わったら最後は機械で搾乳をしました。
Cバター作りと試食:牛乳50ccと生クリーム50ccを容器に入れてとにかく振るだけ。振り続けること20分から30分で固形化していきます。固形化した物が無添加バターです。できたバターに食塩を少々混ぜ込んで手作りバターが完成します。完成した手作りバターは1日しか日持ちしません。その場で食パンに塗って試食をしました。
D牛乳豆腐作り実演と試食:牛乳を90度まで熱し酢を適量加えてかき混ぜると、カッテージチーズ(牛乳豆腐)ができあがります。カッテージチーズづくりは、矢北さんちの牛舎スタッフさんが実演して作ってくれました。わさび醤油を少しつけて試食しました。

@牛の餌やり
A牛のお世話
B搾乳
Cバター作りと試食
D牛乳豆腐作り実演と試食


《森の学舎まで移動》 〜12:20 《麦踏み》 5分間 《昼食》 〜13:30
 矢北さんちの牛舎を出発、森の学舎に到着して、ecoスクール麦畑の麦踏みをおこなってから昼食となりました。この季節、昼食はやっぱり薪ストーブの周りがベストですね。

麦踏み 昼食

 《麦挽き》 13:30〜14:50
 5月にecoスクール麦畑で収穫をして脱穀をしていた麦を、石臼5台を使って小麦粉に挽いていきました。4人一組になってもらい、各々好きな石臼を選んでもらってスタンバイ。上臼の小麦投入口から容れる小麦の適正量は、石臼によって違いますので、石臼を挽きながら体覚してもらうことにして、とにかく小麦挽きをスタートしました。石臼で挽いた粉は、ふるいで細かい粉だけを取り出します。大きい石臼は廻すのが重いけどたくさん小麦粉が挽けます。小さい石臼は廻すのが軽いけど小麦粉を多く挽けません。石臼で小麦を挽いている時間は正味45分間で、約1.3kgの小麦粉をつくれました。


《終わりの会》 〜15:00
 石臼をかたづけて掃除が終わったら、次回2月の予定を説明してから解散となりました。

石臼の掃除 矢北さんちの牛舎で集合写真

 

(スタッフ)パンづくり 12月21日

メイン・スタッフ:4人、準スタッフ:1人
時間:9時00分〜17時00分

 年明けのecoスクールの事前準備として、スタッフによるパンづくりの一連の手順を確認しました。

@酵母の仕込み
 今年から参加しているスタッフ3人が、イチゴ酵母づくりを事前体験するために、森の学舎近辺のイチゴ農家で収穫されたイチゴを使っての自然酵母づくりです。3名のスタッフが、自宅でイチゴ酵母菌に挑戦します。


A小麦粉づくり
 第2回目のecoスクールで麦刈りした小麦を石臼で挽いて小麦粉を作ります。今年寄贈があって目立てをした大きい石臼と小さい石臼の2個を使って、1時間で約700gの小麦粉を挽くことができました。2個とも、心棒の調整ができていなく上臼の揺れがおおきく挽きづらいことがわかりました。次回のecoスクールまでに、心棒の作り直しをします。


Bパン生地づくり
 まだ酵母がないためイースト菌を代用してパン生地を作ります。各工程を確認しながら、異なる生地を3種類作りました。生地を薪ストーブの横に置いて1次発酵を進めます。


C石窯の火入れ
 パン生地を発酵させている間に、石釜に火を入れます。2名のスタッフが、火起こしに慣れていないため、薪が燃え始めるまで少々時間がかかりましたが上出来です。


Dパンの形成
 石窯に火入れからパンが焼ける温度に達するまで、約1時間かかります。その間に、1次発酵の終わった生地をパンの形に成形します。オーソドックなクロワッサン型や、各個性ある形を作っていきます。


Eパン焼き
 パンを成形し2次発酵が終了したら、十分に熱くなった石釜でパンを焼きます。焼きあげたパンは、熱いうちに試食をして、スタッフのお腹の中へ。

 


(8回)麦種播き 11月16日

スクール生:18人
スタッフ:4人

 ecoスクール3度目の麦畑にするために、第7回で草取りをした畑の土壌改善のための処置を施し麦種を播きました。その他に、森の学舎周辺のゴミ拾いと地域の野菜を食材とした昼食づくりをしました。

《耕うん》 9:30〜
 ecoスクール生の自宅で段ボールコンポストにより作っていた堆肥と、竹林の整備で作った竹チップ・竹粉を、草取りをした畑に散布してから、鍬で耕していきました。その後、くま手で平らにならし麦種を播く準備をしました。

段ボールコンポスト堆肥の散布 竹チップ・竹粉の散布
鍬で耕うん くま手で平らに均す


《ゴミ拾い》 10:45〜
 森の学舎を起点に、北方方面へ向かう道路約500mのゴミ拾いをしました。道路に捨てられている空き缶等をネコ車半分拾い集めました。あまり車の通らない道なのにゴミが捨てられています。途中、ムカゴを見つけたので、昼食のご飯にいれるために収穫したので、予定より時間がかかりました。

道脇のゴミ拾い ムカゴ採り


《昼食》 11:40〜
 ecoスクールの中で唯一の昼食づくり活動です。近くの野菜畑で季節の野菜を収穫させてもらう計画だったのですが、今の時季に収穫できる野菜が生姜しかなかったので、地元野菜の直売場で野菜を購入してきました。自然薯は、市場に出回らない小さく形の悪いものを無償で頂きました。椎茸は、子どもの森ほだ場で収穫しました。
 ゴミ拾いで採ってきたムカゴを入れて、ご飯を釜戸炊飯で炊き、自然薯はすりおろしてとろろに、椎茸はフライパンで椎茸ピザに、他野菜は天ぷら・酢の物・お汁に料理していきました。
 調理に時間がかかり昼食が遅くなりましたが、バイキング方式で自分たちで調理した野菜料理をお腹一杯食べました。

用意した食材 手分けして準備
釜戸でムカゴ入りご飯を炊飯 昼食


《麦種播き》 14:45〜
 昼食を作っている間に、麦種を播くための目印となるテープを張り、畦づくりをして、麦畑の看板を設置等の麦種播きの準備をしていました。テープに沿って竹へらで播き溝をつけて、一筋に約30gの麦種を蒔き土を被せていきます。

テープに沿って麦種を播き土を被せる


《終わりの会》 15:15〜
 次回の予告と麦ふみの事を説明し予定より30分遅れで解散となりました。

麦種を播いて麦畑が完成 看板と一緒に

 

(スタッフ)麦畑看板づくり 11月10日

メイン・スタッフ:3人
時間:9時30分〜16時00分

  ecoスクールの麦畑は、これまで麦畑の看板がありませんでした。3回目の麦を育てるのを機会に、看板をつくることにしました。スギ板に文字を書きソートで仕上げました。来週の第8回ecoスクールで設置します。

なかなかの力作です 看板の足もつくりました


 看板のペンキとソートが乾く間に、畑の耕うんを行いました。ecoスクール初年度は粘土のような土でしたが、畑を2年間使ったことで、ずいぶんと土が良くなってきています。耕うんの前に、畑に石灰を蒔き、耕うん後は、くま手で表面を均し平らにしていきました。来週の第8回ecoスクールでは、まだ蒔いていない段ボールコンポストで作った堆肥と竹チップ・粉を一緒に耕します。

 

(7回)麦畑づくりと環境学習 10月26日

スクール生:13人
スタッフ:3人

《麦畑づくり》 9:50〜12:15
 次回のecoスクールで麦種を蒔くために、畑の草とりをしました。当日は、幼稚園や小学校のバザー、地域のお祭り等が多くありました。その関係で、半数近く欠席でしたので、畑の草取りを終わことができるか心配でしたが、出席者の奮闘で、草取りを予定通り終了することができました。麦畑も3年目となりますから、抜き易い草に生える草も変わってきています。草取り終了後に、各スクール生自宅で作っていた段ボールコンポスト堆肥を畑に散布しました。

まずは草抜き
抜いた草は草置場へ 鍬で耕して草の根取り
段ボールコンポストの堆肥 散布した堆肥を均す


《環境学習》 13:15〜15:00
 樹高の測定の仕方と、樹木の二酸化炭素吸収量の計算を行いました。森の学舎にある、センダン・イヌマキ・サクラ・ヤマモモの4種類の樹高と二酸化炭素吸収量を計りました。そして、人間の吐き出す二酸化炭素と、家庭で使用する電気が作り出す二酸化炭素を吸収するために何本の樹木が必要かを学習しました。

木の高さを測る 木の太さを測る
高さと太さを記録する 二酸化炭素の吸収量を計算する

 

(スタッフ)麦畑と環境学習の予行練習 10月20日

メイン・スタッフ:4人+2人
時間:10時00分〜16時00分

 第2回で麦刈りをした畑を再び麦畑にするために、生えている草を除去(草抜き)して麦種を蒔く活動を、これから行います。次回に、畑の草抜きをするので、足場確保のために畑外周の草抜きを行いました。また抜いた草を積んでおくための草置場が狭くなっているため、草置場の拡張も行いました。

畑外周の草抜き 草置場の拡張


 午後は、樹木の二酸化炭素吸収量測定の予行練習です。グランドにある数本の木の高さを測ってから、公式を使って樹木が二酸化炭素をどれだけ吸収しているかを計算しました。これで、ecoスクール生に指導ができるでしょう。

樹木高の測定


 次週の第7回ecoスクールで、心配なのは台風です。良い天気になることを祈っております。

(6回)塩づくり 9月21日

スクール生:21人
スタッフ:5人

《塩づくり準備》 9:40〜10:20
 最初に、塩づくりの手順と注意事項を説明したのち、グランドに簡易釜戸の土台をブロックで作って、海水を煮詰めるための簡易釜戸の設置をおこないました。


《塩づくり》 〜12:40
 スクール生を5班に分けて、釜戸2口と簡易釜戸3個を使って、前回のecoスクールで海で汲んできた海水を煮詰めていきます。最初の火付けで各班とも苦労をしましたが、いったん焚き物に火が付くと後はひたすら強火で海水の水分を蒸発させます。5リッターの海水が1/10の500ccになったところで、一回目の濾過をして、にがりの結晶を取り除きます。ここまで1時間30分位かかります。


 一回目の濾過後、再び海水を煮詰めていきます。海水の水分のほとんどが抜けシャーベット状になったら二回目の濾過をします。フィルターに残った物が塩で、まだ蒸発しきれていない海水には、にがりが多く含まれています。


《塩を乾燥》 14:00〜14:40
 お昼休みをたっぷり取ったのち、鍋とカセットコンロを使って鍋に塩がこびりつかない様に、弱火でかき混ぜながら塩の水分を抜きます。


 5班合計で446gの塩が完成しました。それぞれの班の塩を味見をしましたが、1回目と2回目の濾過するときの量が、どの班もまったく同じとはいきませんので、塩の味と量がそれぞれ異なります。ecoスクールで使用する分を確保して、残った塩をそれぞれ自宅に持ち帰りました。そして、2回目の濾過で採れた液状のにがり200ccは、豆腐作りをする○○さんが持って帰りました。


《片付け、終わりの会》 〜15:20
 今日は時々雨だったのでテントを張っていたのでテントの片付け、燃え灰と簡易釜戸の土台片付けをおこなった後、昔は海岸近くの海水で塩を作っていましたが、今は海が汚れているので海沖まで行って海水を汲んできての塩づくりであったことを確認して解散となりました。

 

(5回)海水汲みと海岸清掃 8月24日

スクール生:19人
スタッフ:4人

《海水汲み》 10:00〜12:00
 日向市の細島商業港から遊覧船として就航している飛島丸を貸し切って日向灘沖まで海水を汲みに行きました。飛島丸は遊覧船ですので、ガイドさんも乗船しています。せっかくですの通常の遊覧コースも周ってもらいました。日向市細島の風光明媚なリアス式海岸の陸からでは見ることができない景色を見ることができましたし、海と密接に関係している地域の歴史を聞くこともできました。
 観光遊覧が終わり外海に向かいました。外海にでた途端に、うねりが酷くなり約半分のスクール生が一気に船酔い状態に陥りました。そのうち半分は、横になるほどの重症船酔いです。しかもスタッフの2名も重度の船酔いで横になってしまいました。
 港を出てから1時間強かかり沖まで進み船を停めて海水汲みました。しかし元気な子供は4名だけ。親も手伝って、バケツを使ってタンク2個分の約40リッターの海水を汲みました。船は停まっている方が揺れますので、重症の船酔いスクール生のために、急ぎ汲みあげ帰路につきました。

港を出発 途中は観光気分?
バケツで海水を汲みあげ 水タンクに海水を移す


※船の中の様子は、馬ヶ背遊覧船飛島丸ブログにも紹介されています。こちらから開けます。

《昼食》 〜13:00
 清掃をする黒田の家臣の海岸に移動して、お昼ご飯を食べました。

《海岸清掃》 〜13:50
 きれいな海水を汲んできたので、今度は海岸に打ち上げられているゴミを拾います。空き缶や発泡スチロール等の人工物を拾っていきます。もっと時間をかけて多くのゴミを拾いたかったのですが、今日も暑かったため時間を短くして代わりに海の生き物調べを行うことにしました。

昼食風景 ゴミ拾い


《海岸の生き物調べ》 〜14:40
 海岸をきれいにしたところで、それぞれ網と箱メガネを持って砂まじりの岩場で生き物を探していきます。さすがに魚は動きがすばやすきて捕ることができませんでした。捕ったのは動きが遅い生き物だけです。捕った生き物はケースに入れ全員で名前を確認してから海に帰しました。

生き物探し ニセクロマナコ(有毒です)
ニホンクモヒトデ、アカウニ、ムラサキウニ コシダカウニ
集めたゴミ 船上での記念撮影

 

(スタッフ)海岸の確認と塩づくり 8月17日

メイン・スタッフ:4人
時間:9時30分〜16時30分

 次回(第5回)の準備活動です。海水を汲みに行くのに乗船する遊覧船(飛島丸)の発着場の確認をしてから、清掃する候補となっている海岸を2カ所見てきました。海岸は清掃するだけではなく、海の生き物探しもすることになり、さほど広くもなく目が行きとどく海岸である日向岬黒田の家臣の海岸になりました。ただ、当日は潮が引ききっていない時間帯となるので、生き物が見れるかやや心配です。

飛島丸 こんな物もいました


 塩づくりの経験のないスタッフが2人いるため、塩づくりの実際を事前体験しました。5リッターの海水を釜戸で煮込むこと20分かかって沸騰させ、1/10の量になり1次濾過までに1時間30分、さらにシャーベット状になり2次濾過するまで15分かかりました。シャーベット状の塩を鍋で水分ととばして、約90gの塩が完成しました。2次濾過で、にがりが50ccとれました。

簡易釜戸も使います 最後の工程


 塩づくり当日(9月21日)は、5班に分かれて塩づくりをすること、不足している小鍋・しゃもじ・大鍋・簡易釜戸・耐熱瓶・紙フィルターを購入することを話し合いました。

(4回)竹イカダでの河川清掃 7月20日

スクール生:22人
スタッフ:5人

《イカダづくり》 〜11:00
 前回のイカダづくりでは、竹を角材に結び付けたところで終わっていました。今回は、ペットボトルの浮力材作り浮力材をイカダに取り付け、竹イカダの完成となりました。
 ペットボトルの浮力材は室内で作って、竹イカダを河原まで下ろして浮力材を取り付けました。急な川法面をスクール生一致団結して、リレー式で河原まで竹イカダをおろしました。

   
   


《竹イカダでの河川清掃》 12:10〜14:50
 川下りの準備で20分、川からあがり後片付けで30分かかったので、川にイカダを浮かべていたのは約1時間30分間でした。子供だけでイカダに乗船したり、親子で乗船したりとそれぞれ竹イカダに乗って川を下りながら河川のゴミを集めました。ゴムボートも2隻あり、竹イカダに乗船しない大人が乗って、大きなゴミを運んでもらいました。なかには泳ぎながらゴミ集めをするスクール生もいました。
 前年のecoスクールで集めたゴミの数倍を、今回は集めることができました。日差しのがさほど強くなく、川の水量も少なく、コンディションは上々の中、楽しげな声が川に響いていました。


(スタッフ)竹イカダ試乗 7月13日

メイン・スタッフ:4人
時間:10時〜15時30分

  次回(第4回)の準備活動です。竹イカダから下船して道まで登る場所の草刈りをして、スタッフで試作した竹イカダで実際のコースをくだってみました。このところ、まとまった雨が降っていないため川の水量が少なく浅瀬が多かったですが、勢いよく流される箇所もなく良好なコンディションでした。竹イカダによる河川清掃川下りの流れの手順を確認して解散となりました。
 一週間後の第4回ecoスクールも、今日と同じように天気が良く、川の水量もさほど多くないことを祈っています。


暑かった・・・汗が・・・

(体重の軽い方なら)大人二名乗船可能

(3回)昆虫観察とイカダ作り 6月29日

スクール生:24人
スタッフ:3人
昆虫観察:新開孝さん(昆虫写真家)
段ボールコンポスト:宮崎県ダンボールコンポスト協会日向・門川支部(2人)
取材:夕刊デイリー、延岡ケーブルメディアワイワイ

《昆虫観察》 〜11:40
 昆虫を観察するには、いまひとつの天気でした。講師の新開さんのナビゲーションにより昆虫を探しに行きました。森の学舎内を最初の探しました。普段気にとめていなかったのに、よく観察すると多種多様の昆虫が生息しています。新開さんが、見つけた昆虫の名前や生態などを説明してくれました。
 そんな中、今羽化した蝶(ゴマダラチョウ)を見つけました。まだ飛ぶことができず、羽をゆっくり動かして飛び立つ準備をしています。皆でしばらく観察しているとヨタヨタと飛び立って行きました。雨の中でも、昆虫たちは活発に活動をしています。


昆虫写真家の新開孝さん

森の学舎にも昆虫がたくさん

ヤマトシジミ

ゴマダラチョウ 


《段ボールコンポストのチェック》 12:50〜
 段ボールコンポストを使って堆肥を作り始めて約1か月半となりました。たい肥作りが順調に進んでいるかをチャックしました。自宅の段ボールコンポストの堆肥を持ってきてもらい、宮崎県ダンボールコンポスト協会日向・門川支部のお二人にアドバイスしてもらいました。
 @生ごみを入れた部分(中央部)のみを混ぜる。
 A大きな生ごみは小さくする。
 B廃油を入れて混ぜれば堆肥化が早くなる。など


《竹イカダ作り》 13:10〜
 竹林の整備で伐採した竹の活用も兼ねた五十鈴川清掃活動用の竹イカダを作りました。今日は、ノコギリで竹を1.7mに切って、角材3本に縛りつけ土台部分を作りました。竹イカダに乗筏しての河川清掃するのが楽しみです。


《おまけ》 15:20〜
 今日の予定終了後に、昆虫観察をもっとしたいと思いカブトムシ掘りをおこないました。


カブトムシはいたのでしょうか?

ゴマダラチョウの抜け殻(サナギ):バットマンと呼ばれてる


ひむか昆虫記(今日の昆虫観察を指導してくださった新開孝さんのブログ)

(スタッフ)イカダ試作と麦脱穀 6月1日

メイン・スタッフ:4人、他:3人(麦の脱穀作業)
時間:10時〜17時

 午前中は、次回(第3回)プログラムの竹イカダ作りの指導学習と作業手順の確認を行い、午後は、前回(第2回)で、終わることができなかった麦の脱穀作業を行いました。

 浮力材のペットボトルをイカダに取り付けるのをひものみでおこない、竹を角材に止めるひもの結び方を統一することにしました。竹イカダは、第3回と第4回の2日間で作ります。竹は、竹林整備で伐採したものを使います。

竹は1.8mに切る 角材3本に竹を結ぶ


 第2回のecoスクールでは、1/5程度しか脱穀できていませんでした。麦刈りをして1週間干していたので、脱穀機での脱穀だけで、実と殻が分離します。籾すりなしで殻と実を分けて唐箕で風選ができました。しかし、多くのゾウムシもわいていました。ニンニクと唐辛子の虫よけ剤と一緒に急ぎ米袋に詰め冷蔵しました。
 刈り取った麦をすべて脱穀でき、収穫量は約12kgでした。麦の脱穀には、3人が手伝いに来てくれました。

脱穀、殻取り、風選 種と小麦粉になる

 

(2回)麦刈りと脱穀 5月25日

スクール生:23人
スタッフ:5人
取材:MRTラジオ「エ・コ・コロカフェ」(木佐貫ひとみさん)

《麦刈り》 〜11:40
 まさに刈り時となっているecoスクール麦畑の麦を、稲刈り鎌を握りしめ一人一列ずつ麦を刈っていきました。麦刈りが終わったら稲を紐で束ねグランドにケサ掛けし、今日のecoスクール終了まで、麦をグランドで乾燥させます。スクール生のほとんどは麦刈り初体験、少しずつ刈ったり、まとめてたくさん刈ったり、上部分で刈ったりとさまざまですが・・・とにかく頑張って刈り束ねました。稲を束ねるときは脱穀のことを考えて、穂を合わせて束ねていきます。
 今回の麦刈りは、2期生が種を播き育てた麦です。秋にあれば3期生も4期生のために麦播きをします。

麦刈り
エ・コ・コロカフェのインタビュー 稲束ねの説明
稲束ね 束ねた麦はグランドまで移動

 
《脱穀と籾摺り》 12:45〜15:00
 今日刈った麦は、まだ乾燥してないため、前もってスタッフが刈った麦を使って、脱穀と籾摺りをします。脱穀には千歯と足踏み脱穀機を使います。籾摺りは手でおこない、唐箕で風選(風を使って実と殻を分ける)をします。
 ほとんどが初めて足踏み脱穀機を使うので、最初は脱穀用ドラムが上手く回転しませんでしたが、すぐに慣れてスムーズに脱穀がすすみました。脱穀が終わってから、手で籾摺りして、唐箕で風選していきます。一度の籾摺りでは完全に殻が実から外れていないので、籾摺りと風選を繰り返します。

千歯での脱穀 足踏み脱穀機での脱穀
手を使っての籾摺り 唐箕での風選


 思ったより籾摺りと風選に時間がかかり、今日刈った麦の脱穀まではできませんでした。後日、スタッフにより脱穀と籾摺り風選をおこないます。

グランドでケサ掛け まだ殻が取りきれていません

 

(スタッフ)打ち合わせと麦刈り脱穀 5月19日

メイン・スタッフ:4人
時間:10時〜17時

 毎回参加するスタッフで、これから3月まで毎月開催されるecoスクール全体の打ち合わせを、午前中におこないました。これから1年間課題も多くありそうです。
 午後は、第2回ecoスクールのプログラムである麦刈り脱穀の手順と準備する物を確認するため、麦刈りに支障となりそうな草を取り、麦刈りと脱穀をおこないました。
 午前中は雨で麦の穂が濡れていたのもあってか脱穀後の籾すりが上手くできませんでした。第2回のecoスクールの日は天気が心配ですので、籾すりができるように予め一部の麦を刈って干すことにしました。

草取りと麦刈り
(草を一緒に刈り脱穀すると草の種が麦の中に混じります)
藁を束ねる
(脱穀のために穂を揃えるのがコツです)
千歯での脱穀
(麦藁の本数を少なめで脱穀するのがコツです)
足踏み脱穀機での脱穀
(ドラムを高速で回転させないことがコツです)

(開校)はじめまして 5月18日

 いよいよ第3期生によるスクールが開校しました。今期のスクールは、親子で参加となり、12組25人の参加で開催します。

スクール生:25人
スタッフ:4人
ネイチャーゲーム:宮崎県シャアリングネイチャー協会(2人)
段ボールコンポスト:宮崎県ダンボールコンポスト協会日向・門川支部(2人)
取材:延岡ケーブルメディアワイワイ

《開校式》 9:30〜9:50
 横山理事長の「ecoスクールの体験や学習を通して自然環境のことを考え守るようになって欲しい、1年間皆さんと一緒に活動することを楽しみにしています。」とあいさつがあり、1年間を一緒に活動していくスタッフ紹介をして、いよいよ第3期の四季をまるごと体験ecoスクール」がはじまりました。

開校式 ecoスクール3期生

《ネイチャーゲーム》 〜12:30
@(室内で)初めて顔を合わせたスクール生同士が早く馴染んでもらうため、動物カードを親子で1枚選び、そのカードの動物真似をして同じ動物の親子を見つけて自己紹介をしました。以降のネイチャーゲームでは、同じカードを選んだ親子がチームとなります。
A(グランドで)中央に裏返しに置いてある6種類の動物の絵をジグソーカードを各チーム一人ずつ持って帰りチーム全員で確認して、中央に戻し再びカードを持ち帰り6種類の動物をあてます。
B(森の学舎から離れて)フィールドビンゴでは、チーム全員でカードに書いてある物を見つけビンゴの数を競いました。初夏を感じるもが今回のスペシャルで、雲・ホトトギス等など各チームそれぞれ感じる者物があったようです。
他に、森の美術館と音いくつをおこないました。

室内で グランドで
フィールドビンゴ 森の美術館

《自己紹介》 13:20〜13:40
 ネイチャーゲームで同じチームになった家族同士は、ネイチャーゲーム中に紹介が済んでいますが、全体の自己紹介が未だでした。住んでいる所、子供が通っている小学校名、なぜecoスクールに参加したか等を家族単位で自己紹介をしました

《段ボール・コンポスト》 13:40〜14:20
  畑に麦種をまく前の麦畑づくりで使う堆肥を参加者家庭の生ごみで段ボールコンポストで作ります。今日は、その段ボールコンポストの組立て基材(もみがらくん炭とピートモスを混ぜ)を段ボールに詰めました。これから3か月間、家庭の生ごみを段ボールの基材に穴を掘って埋めていきます。そして次の3か月間で熟成させ堆肥化していきます。家庭で生ごみを堆肥化すれば、焼却処分しないため電気や化石燃料を使わないためCO2増加を抑制することになりますが、できれば食品ロスである生ごみを減らす工夫も必要です。
 段ボールコンポストのHowToについては、中野コンポスト連絡会HP(http://www.nakano-compost.org/danborucompost.h)を閲覧してください。

段ボールコンポストの説明 組み立て


《終わりの会》 14:20〜14:30
  予定より早く終了しました。1週間後の第2回についての連絡事項と段ボールコンポストの堆肥化状態のフォローについての説明をして解散となりました。