ホーム>情報公開(活動報告、収支報告、財産目録など)>平成27年度 |
1.事業の成果
@環境プログラム(春をたのしもう、川をたのしく親しもう、森で過ごそう!森に学ぼう!)の開催と環境学習を受け入れることで、里山等の自然体験交流と自然環境を理解してもらうための啓発活動ができた。
A県北地域の親子が、11カ月間を通して自然環境を考える体験型環境学習(四季をまるごと体験ecoスクール)で、より深く多面的に自然環境を理解してもらう啓発活動ができた。
B環境文庫(森の学舎)にて、森の学舎の土日活用と環境問題全般を学習できる場を提供することができた。
CWebページとfacebookにより、活動の情報発信と環境問題の啓発活動ができた。
2.事業内容(特定非営利活動に係る事業)
(1)農林漁業などの産業体験や里山等の自然体験交流事業
@野草を活用した自然体験交流(春をたのしもう)※平成28年度の収支となります
・実 施 日:平成28年4月3日
・実施場所:森の学舎
・参 加 者:大人=15人、子供=8人(内小学校就学前幼児3人)
・スタッフ:4人
・講 師:成迫平五郎氏(宮崎県環境アドバイザー・県北植物愛好会)
・概 要:森の学舎のグランドと周辺の田んぼや土手で、食べることができる野草・山菜を探し収穫し料理をして春の自然を楽しみ自然の大切さを学んだ。
A五十鈴小学校4年2組クラスレクレーション
・実 施 日:10月24日
・実施場所:森の学舎
・受入人数:57人(児童と保護者)
・スタッフ:2人
・概 要:普段何気なく見逃している自然を身近に感じてもらうためのネイチャーゲーム(動物ヒントリレーとフィールドビンゴ)、自然が提供してくれる素材を使ってのネイチャークラフトを実施した。
B椎茸ホダ木の管理(ほだ場作業)
森の学舎のほだ場に本伏せにしているホダ木から椎茸の収穫を行った。収穫した椎茸は、環境学習等のお昼に提供する味噌汁等の食材として利用した。
(2)中山間地の荒廃した里山の環境保全再生事業
@子どもの森1号地
平成18年3月に400本を植樹した子どもの森1号地は、苗木も大きくなり下草刈の必要がなくなり現状調査を実施しました。センダンの樹高は3m以上になり、その他種の樹木も人間の背丈よりも高くなっています。
AGOCANの森
門川高校生と協働して実施した森林の再生活動(平成19年3月に植樹、平成25年3月に補植樹)をした門川高校実習林の苗木が大きくなり下草刈の必要がなくなり現状調査を実施しました。ケヤキの樹高は3m近くなり、ヤマザクラは花を咲かせています。
B妖精の森(放置竹林の広葉樹林への復元活動)
・実 施 日:随時
・実施場所:森の学舎裏の竹林(門川町大字川内字イカダ場)/妖精の森
・概 要:手入れがされず放置されている竹林を、子どもが入り遊ぶことができる広葉樹の林に再生し、人や動植物にやさしい自然環境と水源かん養や災害の防止など森林の公益的機能の維持増進を図るために、平成21年度から継続して竹の伐採を続けています。これまで伐採した竹林の面積は約0.2haを超え、四季をまるごと体験ecoスクールの竹イカダ材料に伐採した竹の有効活用もおこなった。
(3)地域の自然環境などを理解してもらうための啓発活動
@四季をまるごと体験ecoスクール
・実 施
日:5月17日、5月31日、6月21日、7月12日、7月26日、9月6日、10月12日、11月1日
11月15日、平成28年2月21日、3月6日 計11日間
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:7家族26人(内小学校4年生〜6年生は17人)
・スタッフ:延べ5人
・後 援:宮崎県、宮崎県教育委員会、延岡市教育委員会、日向市教育委員会、門川町教育委員会、夕刊デイリー
・助 成 等:子どもゆめ基金
・取 材:延岡ケーブルメディアワイワイ:5月17日、UMK(全労済CM):7月12日、26日
・概 要:地域の小学生とその保護者に対して、四季を通した自然体験や農業体験から自然の大切さを理解し、将来の自然環境の守り手に育ってもらうために、11カ月の期間を通して、同じ参加者によるスクール形式で下記のことを実施した。なお、当初予定していた酪農体験は、受入側の酪農農家の都合で中止した。
1) ネイチャーゲーム(宮崎県シェアリングネイチャー協会)
2)麦刈り・脱穀
3)ダンボールコンポストによる堆肥づくり(宮崎ダンボールコンポスト門川支部)
4)昆虫観察(新開孝氏)
5) ecoスクール旗づくり
6) 竹イカダを作り川下りによる河川清掃
7) 川の生きもの調査
8) 海水を使っての塩づくりとニガリ採取
9)
樹木の二酸化炭素吸収量測定
10)大豆播きと収穫
11)野外炊飯と豆腐づくり
12)ドングリクッキーづくり
13)麦畑づくり、麦種播き
14)イチゴの収穫(松田農園)とイチゴ酵母づくり
15)石臼による小麦挽き
16)パンづくり
17)文集制作
スタッフの準備活動として、各回に実施する内容の準備や後片付け等を下記の通り行った。
5月30日:大豆播きと脱穀の準備
6月6日:環境学習の打合せと準備
7月11日:イカダづくりの準備
7月25日:イカダ下りの準備
9月2日:塩水汲み
11月7日:麦畑づくりの準備
2月13日:酵母試作他
A川を活用した自然体験交流(川をたのしく親しもう)
・実 施
日:8月2日
・実施場所:森の学舎と五十鈴川
・参 加 者:9家族29人(内幼児9人)
・スタッフ:7人
・協 力:フェニックス宮崎シェアリングネイチャーの会(4人)
・後 援:宮崎県教育委員会
・助 成 等:子どもゆめ基金
・概 要:親子を対象に、ネイチャーゲームで自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学び、川あそびをとおして自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学んだ。この体験を通して豊かな森と水を含め環境を守るために参加者が自分で出来ることを見つけるためのきっかけづくりができた。
B森林を活用した自然体験交流(森で過ごそう!森に学ぼう!)
・実 施 日:12月6日
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:6家族20人(内幼児4人)
・スタッフ:4人
・後 援:宮崎県、宮崎県教育委員会
・助 成
等:森林づくり活動支援(宮崎県森林環境税)
・取 材:MRTラジオ「エ・コ・コロ カフェ」木佐貫ひとみさん
・概 要:樹木の二酸化炭素吸収量を測定し、樹木が二酸化炭素削減に大きな役割を果たしていることを学習した。また、参加者がドングリを自宅で苗木へと育てるために、ドングリの竹ポットを作った。自然における樹木に愛着を持ち樹木の大切さを知ることで、自然環境を理解する啓発活動となった。参加者で育てたドングリの苗木は、数年後に地域の山への植樹へと発展させる。
(4)市民活動の活性化に関わる企画、コーディネート事業
実施できなかった。
(5)活動の情報発信・啓発のための事業
@Webサイトとfacebookの運営
・実施時期:4月〜平成28年3月
・概 要:子どもの森のすべての活動と自然環境啓発等を、月平均3.5回のWebページ更新にて情報発信した。facebookは、年間60回の投稿を行った。
A事業案内チラシの作成
・実施時期:各事業の開催1カ月〜2カ月前
・概 要:宮崎県や宮崎県教育委員会等の後援をもらい、それぞれの事業や活動の案内チラシや参加者募集チラシを作成した。主に県北の図書館や近隣のスーパー等においてもらった。また、Webページからもダウンロードできるようにした。他の参加者募集の方法として、facebookと地元新聞社(夕刊デイリー、宮崎日々新聞)掲載でもおこなった。
Bグットライフアワード
“四季をまるごと体験ecoスクール”の取組がグットライフアワード審査委員「環境と学び」特別賞を受賞しました。「環境省第3回グットライフアワード シンポジウム&表彰式」において、環境大臣賞を受賞した10の取り組み以外に実行委員会で高く評価された22の取り組みが、審査委員会特別賞として選定されました。横山純子理事が、東京ビックサイトで行われた表彰式に参加しました。
(6)その他目的を達成するために必要な事業
@森の学舎の有効活用としての施設開放
1)
門川町教育振興研修会による特別支援学級の遠足で、児童役約30人がネイチャーゲームと釜戸を使っての豚汁作りの体験(11月2日)。横山理事が対応した。
2)
鹿児島県志布志市役所企画政策課・民生委員・地域おこし協力隊の総勢18名が、廃校活用の状況を視察するための研修訪問(11月5日)。横山理事が対応した。
A森の学舎の環境整備
・石窯横に薪置場(簡易な薪小屋)を設置。
・管理棟のタイル製流し周りに整理棚等設置して模様替え。
・グランドの草刈
・2号風呂に竹屋根を設置。
・管理棟台所壁に珪藻土塗り。
・管理棟の台風被害の片付けと修理。
月 | 実施日 | 活 動 名 | 場 所 | 備考/内容 |
---|---|---|---|---|
4 | 5(日) | 春を楽しもう | 森の学舎と周辺 | 植物観察と野草料理 |
12(日) | 理事会/会計監査 | 森の学舎 | ||
27(日) | 総会 | 森の学舎 | 総会終了後にお楽しみ昼食会 | |
5 |
5/1(金)、2(土) 3(祝)、4(祝) 5(祝)、6(祝) |
森の学舎整備 ecoスクール準備 |
森の学舎 妖精の森 |
石窯薪置場 他 竹伐採(竹イカダ材料作り) |
10(日) | 竹林整備 | 妖精の森 | 竹伐採、竹棚作り | |
17(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 開校式、ネイチャーゲーム、麦刈り | |
24(日) | 竹林整備 | 妖精の森 | 竹伐採 | |
30(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎 | 大豆播きの準備 | |
31(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 麦脱穀、大豆種播き | |
6 | 6(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎 | 環境学習の準備 |
13(土) | 森の学舎整備 | 森の学舎 | 草刈り、14(日)はグランド整備 | |
21(日) | ecoスクール | 森の学舎 | ダンボールコンポスト、スクール旗、環境学習 | |
7 | 11(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎 | 竹の伐採 |
12(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 竹イカダ作り | |
18(土) | 森の学舎整備 | 森の学舎 | 2号風呂の改修 | |
25(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎と五十鈴川 | 竹イカダの予行、イカダ昇降場の整備 | |
26(日) | ecoスクール | 森の学舎と五十鈴川 | 竹イカダで河川清掃、川の生き物調査 | |
8 | 1(土) | 川をたのしく親しもう準備 | 森の学舎 | 流しそうめん準備、河川下見 |
2(日) | 川をたのしく親しもう | 森の学舎と五十鈴川 | 川あそび、流しそうめん | |
9 | 2(水) | ecoスクール準備 | 日向灘 | 海水汲み |
6(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 塩作り | |
12(土) 13(日) |
森づくり研修 | 森の科学館 | みやざき森づくりボランティア協議会主催 | |
19〜22 25〜26 |
森の学舎整備 | 森の学舎 | 大豆収穫、2号風呂改修 | |
10 |
3(土) 4(日) |
森の学舎整備 | ほだ場 | ほだ場修理 |
11(日) | ecoスクール準備 | 森の学舎グランド | 事前昆虫観察 | |
12(月祝) | ecoスクール | 森の学舎 | 昆虫観察、大豆収穫、ドングリクッキー | |
24(土) | クラスレクレーション | 森の学舎 | 《五十鈴小学校4年2組》 ネイチャーゲーム、ネイチャークラフト |
|
11 | 1(日) | ecoスクール | 森の学舎 ecoスクール麦畑 |
野外炊飯・豆腐作り 麦畑作り |
2(月) | 森の学舎開放 | 森の学舎 | 門川町教育振興研修会の遠足 | |
5(木) | 志布志からの視察 | 森の学舎 | 横山理事 | |
7(土) | ecoスクール準備 | ecoスクール麦畑 | 麦畑耕うん | |
15(日) | ecoスクール | ecoスクール麦畑 | 小麦種播き | |
28(土) | 森で過ごそう!森に学ぼう!準備 | 森の学舎 | 竹串作り、竹ポット作り | |
12 | 6(日) | 森で過ごそう!森に学ぼう! | 森の学舎 | 竹ポット作り、ドングリ工作、環境学習、野外料理 |
2 | 13(土) | ecoスクール準備 | 森の学舎 | 酵母試作、小麦粉試作、バター試作 |
21(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 酵母作り、小麦粉作り | |
3 | 6(日) | ecoスクール | 森の学舎 | バターづくり、パン作り、文集作成、閉校式 |