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環境問題を考え自然を大切する想いを育む各種プログラムです。

2019年3月24日 春(の野草)を楽しもう

野草を観察して食べるだけを収穫して、参加者とスタッフ一緒になって野草を調理して食べる活動も、今回で8回目となります。春の自然の恵みに感謝し自然を大切にする思いを育むプログラムです。

参加人数:子ども=9人(内小学校就学前幼児2人) 、大人=多数
スタッフ6人
指導者 野草観察:成迫平五郎(宮崎県環境保全アドバイザー)、野草調理:横山純子(子どもの森理事)
天気:晴天

●9時から、オリエンテーション

 横山(純)理事の司会で、横山(謙)理事長あいさつ、スタッフ自己紹介、井澤理事による活動内容説明、成迫さんによる野草観察と収穫の説明と進みました。その後、全員(参加者とスタッフ)がグランドに集合して集合写真を撮ってから、野草観察と収穫に出発しましました。

●9時30分から、野草観察と収穫

 成迫さんのナビゲータで、野草観察を進めます。食べれる野草と(毒があるので)食べない野草の名前と特長を説明しながら、食べる分だけの野草を摘んでいきます。下記の野草が収穫できました。

カラスノエンドウ、スイバ、スミレ、ギボウシ、ヤブカンゾウ、ウバユリ球根、オオバコ、ツキシ、フキノトウ、セリ、ノビル、ヨモギ、ノカンゾウ、タネツケバナ、セイタカワダチソウ、ハコベ(ペンペン草)、コオニタビラコ(春の七草のほとけのざ)、ヨメナ、タラ芽

●11時から、野草調理

 横山(純)理事の指導で、参加者全員が手分けして「天ぷら」「餃子」「ピザ」「和え物」「白あえ」「フキ味噌」「セリ磯辺巻き」を調理していきます。他に、釜戸炊飯にも挑戦してもらいました。

●12時30分過ぎ、バイキング方式で昼食

 参加者(特に子供たち)がお腹も空いたので、まだ調理途中でしたが概ね野草料理が出来上がったので、昼食タイムにはいります。

●14時、解散

 お腹が満足したらアンケート回答をお願いして、予定より若干早く終わり会をして解散となりました。


野草の説明

野草の収穫

野草の名前確認

野草下ごしらえ

野草餃子

野草料理バイキング

*☆彡 参加者の感想 ★彡*(一部抜粋)

・山に登るときは、ドキドキワクワクすてたけど、登っていろいろな野草を採っていると、どんどん楽しくなって緊張も忘れて、とても楽しかったです。
・スミレなど、田んぼの畦とかに生えている野草から食べられるものを探して調理するのが面白かったです。自然と触れ合う機会として、とてもいいなぁと思います。タラの芽は、二つあるうち一つを残すなど、自然を壊さない工夫もあったのでいいなぁと思います。デザート美味しかった。
・普段なんとなく目にしている野草の中から食べられる野草をみつけるのは難しかったけど、皆で収穫した野草を皆で調理して食べることができて楽しかった。セリの海苔巻きが、爽やかな香りで好きでした。
・知らなかった野草のことを教えてもらってよかったです。食べたことのない野草を食べて、スミレなども食べられることを知ったので、今日食べた野草・山菜などが家の周りにあったら、それを使って料理をしたいです。セリの探すのがとても難しかったです。
・たくさんの山菜・野草の食べていいもの悪いものをたくさん学ぶことができました。調理もたくさん学びました。とても美味しくて食べ過ぎました。
・今まで食べれると思わなかった野草が、すごく美味しくてびっくりしましたこれからは、野山を歩くのが楽しくなりそうです。
・春の野に久しぶりに出て山野菜を摘む食べて、とても充実した一日うぃ過ごすことができました。すべてが美味しかったです。 
・自分が子どもの頃、父と山に山菜を取りに行っていたので、娘にも同じような体験をさせることができてよかったです。食べられる野草のことも知ることができて親子で、とても楽しめました。お腹もいっぱいで大満足です。
・山菜や野草を採ることがなく、食べるものとして見なかったので、初めて参加しましたが、いろいろと気づきがあり良かったです。自分たちでとって調理したこともあって大変美味しく食べさせてもらいました。

≪準備:3月21日≫

 野草観察指導者の成迫さんと森の学舎にある野草を確認。

12月2日 森のエコクッキングとドングリ育て

 竹は日本各地に広く分布し昔から身近な資材として生活に利用されてきました。近年人々の生活が洋風化したこと、プラスチック等代替材が登場したことで、竹の利活用が減少し国内には荒廃した放置竹林が多く見られるようになっり社会問題になっていることを危惧して、竹の有効活用を学習します。ドングリ苗木は、樹木が私たちの生活において排出された二酸化炭素を吸収し私たちの生活に必要な酸素を供給してくれていること理解します。この活動を通して、自然環境に興味を持ってもらい、子供たちの健全な心を育てることにも寄与します。

参加者:13人(子ども7人)※申込者24人
スタッフ:8人
天気:曇り、午後から雨

主なプログラム

@竹の器作り:エコクッキングのために、竹で食器等(飯ごう・食器・箸・鍋)を参加者自らが作る。
Aエコクッキング:竹はバイオマス資源であり、その利活用の推進は、低炭素社会の実現に貢献することを、エコクッキングなどを通して学習する。参加者が作った竹飯ごうでの炊飯と竹鍋でのおかず作りを行なう。ecoスクールの塩作りでの副産物であるニガリを利用して豆腐を作る。作った豆腐は竹の器に盛り付ける。
Bドングリ苗木:竹を玉きりにして節を利用したポットに、腐葉土を入れてドングリを植える。竹のポットは、参加者が自宅で苗木に育て2年後に山へ戻す。樹木が私たちの生活において排出された二酸化炭素を吸収し私たちの生活に必要な酸素を供給してくれていること理解する。

●7時30分に、スタッフ集合。

 今日の打ち合わせ後に、スタッフ総がかりで、プロジェクタと準備、薪ストーブの火入れ、竹飯盒や箸作り等の道具と作業台設置、調理用の野菜と豚肉の仕分け、お味噌汁、米洗いと炊飯用水の準備をおこないました。

●9時から、オリエンテーション。

 横山純子理事の進行で、活動内容に説明と注意事項と横山謙一理事長のあいさつ、スタッフ紹介が行われました。

●9時15分から、グランドにて竹飯盒作り。

 竹の飯盒を、どんな感じで作るのか炊飯するのかを事前に知るために、動画(体験の風をおこそう)を観ました。
 井澤理事が竹飯盒の作り方を実演・指導のもと、ノコギリ・ノミ・キリを使って参加者(子供たちも一緒になって)家族単位で竹飯盒を2個づつ作りました。
 予め用意してある竹お皿を、参加者ひとり1枚をナイフと紙やすりで面取りをしました。

竹飯盒作り動画 竹飯盒作り

●10時30分から、豆腐作り。

 横山純子理事指導、石田・加納・浜崎・江口スタッフの補助で、豆乳とニガリ(海水から採った)を使って豆腐を作りました。参加者が豆腐を作っている間に、森のエコクッキング用の簡易かまど4基で火起こしを進めました。

●11時5分から、竹飯盒へ炊飯・野菜と肉の重ね蒸焼きのセッティング。

 豆腐が固まるまでの時間を使って、参加者は、竹飯盒にお米3合と水540cc、もう一つの竹飯盒にキャベツ・タマネギ・豚肉(もしくは鶏肉)を交互に詰めました。

豆腐作り 竹飯盒への具材詰め

●11時40分から、竹箸作りと調理開始。

 炊飯用竹飯盒を火にかけ、10分遅れて野菜と肉の重ね蒸焼用竹飯盒を火にかけました。スタッフ2人で、竹飯盒が燃えないように火の番を担当し、参加者はグランドで、今日使用する竹箸作りをおこないました。 30分後に炊飯用竹飯盒は、おき火の簡易かまどへ移動させ、野菜と肉の重ね蒸焼用竹飯盒は、引き続き10分ほど火にかざします。

炊飯・調理 昼食風景

●12時35分から、昼食。

 炊き上げた飯盒を室内に移動し、各参加者が自分の竹皿にご飯とおかず・豆腐を取り、用意してあるお味噌汁で、昼食をとりました。

●13時40分から、ドングリクイズとドングリポット説明。

 横山純子理事により、ドングリクイズにより、ドングリ種類の説明と育ち方、樹木の大切さ、ドングリポットの作り方の説明をしました。

●13時55分から、ドングリポット作り。

 植えるドングリを選ぶ→ポットを選ぶ→日付・氏名とドングリ名をポットに記入→ボラ土を入れる→土を入れる→2・3個のドングリを植える。参加者全員のドングリポット完成後、ドングリポットを持って集合写真。

ドングリクイズ ドングリポット作り

●14時25分から、アンケート記入。14時40分に解散。

 文字が書けない幼児には、思い出の絵を描いてもらいました。

24人の申し込みがあったのに、13人の参加しかありませんでした。冬の活動は、直前キャンセルが多いことを考慮して参加者募集をしなくてはなりません。

*☆彡 参加者の感想 ★彡*(一部抜粋)
・竹を使った食器作りや飯盒作り等、なかなか出来ない貴重な体験になりました。
・豆腐作りは初体験でした。きちんと固まっていて豆腐になっていました。とても美味しかったです。竹飯盒のご飯も美味しかったです。おこげができていたらもっと良かったです。ドングリは昨年、芽が出なかった「マテバシイ」に再チャレンジしました。今度はどうかなぁー?また参加します。ありがとうございました。
・とても貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。自然の大切さを、また体験しました。竹のお皿・お箸も大切に使います。また参加させていただきます。
・ここで五十鈴小学校の子供たちがシイタケ作りをやった事があるみたいなので、今小2の息子の学年でも何か皆でやって欲しいなぁと思いました。初めての豆腐作り等楽しかったです。地区で竹の灯篭作り等しているので、地域の子供たちにバラエティを増やして欲しいなぁと頼みたいと思います。
・ドングリの話は昨年聞いたのですが案外覚えているもので、見つけると「あーあんな事言ってななぁ」なんて思いだせるものですね。ドングリ20種類(もしくは集められるだけ)手の平に乗せて比べたい。

≪準備:12月1日≫

・竹を切り出して、10本の飯盒と20個の皿を準備。

≪準備:11月3日≫

・焚き物の準備。
・竹の飯盒作り。
・炊飯と野菜豚肉の重ね蒸焼きの試調理。

10月14日 昆虫カメラマンに挑戦

 身近な自然について興味・関心をもって追究する活動を、昆虫の生態説明と写真撮影を通して、昆虫の成長過程と体のつくりを理解し、また日常では知ることができない昆虫に関しての貴重な話を地元の昆虫写真家(新開孝さん)が子どもたちに話し聴かせることで、生物を愛護する態度を育てる心を育み、自然を愛する心や環境保全への関心を高めることを通して、子どもたちの健全な心を育てることに寄与します。

参加者:18人(子ども11人)
スタッフ:4人、指導者:新開孝さん
天気:晴れ

●9時5分(5分遅れ)から、オリエンテーション。

 横山純子理事の進行で、活動内容の説明と横山謙一理事長のあいさつ、新開孝さんにより今日の活動の説明がありました。オリエンテーション終了後、台風で倒れたイヌマキをバックに集合写真を撮り、グランドから昆虫観察と写真撮影をスタートしました。

新開孝さんのあいさつ グランドから昆虫観察&撮影をスタート

●12時まで、昆虫観察と写真撮影。

 新開さんの案内で、昆虫を探しながら森の学舎周辺を散策しました。写真撮影にむいている昆虫が見つかったら、その昆虫の名前や特徴を説明します。
 森の学舎グランド→東側道路周辺→ecoスクール畑へと散策して、思い思いに昆虫の写真を撮っていきます。約2時間30分の昆虫観察と写真撮影で、参加者の皆さん、ちょっと疲れたろうと思います。

いい被写体には撮影が群がります カメラ以外でも撮影

●15時まで、それぞれの写真を共有。

 昼食後、プロジェクタで子供たちが撮影した昆虫写真をスライドショーで順次表示して、新開さんがコメントします。

自分の昆虫写真を見ながらお気に入りの1枚を決めます

 

*☆彡 参加者の感想 ★彡*(一部抜粋)

・昆虫は、あまり好きではなかった。でも、今日の活動で、昆虫や虫の生活について知りました。まだ昆虫は苦手だけど、虫にふれあえてよかった。
・いろいろな撮影のやりかたがあって凄かった。生物カメラマンになりたいです。
・キレイに撮ろうとしたけどぶれてしまって、けっこう難しかったです。いろいろな虫が撮れたので楽しかったです。
・いままで嫌いでだったけど、この活動で虫が少し好きになりました。今日は楽しかったです。 

今回、確認できた昆虫は、
アオスジコシブトハナバチ、アシダカグモ、イチモンジセセリ、イナゴ、ウスカワマイマイ、エンマコオロギ、オオカマキリ、オンブバッタ、カゲロウ、キイロスズメの幼虫、クロセセリの幼虫、クワコ、クワゴマダラヒトリの幼虫、コミスジ、サツマシジミ、ショウリョウバッタ、シロヘリカメムシ、センチコガネ、ツチイナゴ、ツマグロヨコバイ、ナナホシテントウ、ニホンミツバチ、ハラオカメコオロギ、ヒシバッタ、ヒメアカネ、ヒメクモヘリカメムシ、ヒラタアブ、フクラスズメ、ホオズキカメムシ、ホシハラビロカメムシ、ホタルガ、マルハナバチ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ワカバグモ

≪準備:9月24日≫

・お気に入りの写真をプロジェクターで投影するために、ダンボール板を光取り窓に貼り付けて部屋を暗くします。
・撮影場所となるグランドに、猪が侵入して掘り返すため、グランド入り口に柵を作ってみました。(たぶん効果はないでしょう)
・他に、グランドの草刈りもおこないました。

7月29日 川をたのしく親しもう

ネイチャーゲームで、自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学びます。川あそびを通して自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学びます。

子どもたちとその保護者(概ね30代)が、ネイチャーゲームと川あそび、川の生き物調べを通して、豊かできれいな水と、多様な水生動物に触れることで、ふだんの生活では気づくことができなかった自然の大切さを実感でき、きれいな川を守るために必要な自分ができることを考えることができ、自然を大切に守ろうと思う心の芽生えは、子どもたちの健全育成に大きな影響をあたえます。

参加者:31人(内子どもは18人)
スタッフ:10人
   (内ネイチャーゲームリーダーは3人)
天気:曇り→(プログラム終了後から雨)

●9時からオリエンテーションと、川の活動への導入。

井澤理事の進行で、スタッフあいさつ、目的と注意事項の説明後、フローティングベストの着用方法を説明しました。音いくつでは、目を閉じて周りの音を聴き、自然に対する感性を高めます。

●ネイチャーゲーム
ジクソーストーン
石を集めて合わせて絵を完成させます。 

●川あそび
ササ舟流し そっ〜とのぞいてみよう

笹の葉で作った舟を、川の流れを読みゲートを通します。

どんな生き物が住んでいるか、水中を箱めがねで観察します

川虫さがし アメンボウの旅

石の裏にはりついている川虫を網で捕まえます。

両手両足を広げての連続アメンボウです。

●お楽しみそうめん流し
総延長16mの竹レールを素麺やトマト・ブドウ・ブルーベリーが流れます。

*☆彡 参加者の感想 ★彡*(一部抜粋)

・天気が心配でしたが無事できてよかったです。特に生き物調べが楽しかったようで、川の中にはたくさんの生きものがいることを知ることができて嬉しかった。素麺流しも貴重な体験でした。
・子供たちを刺激するネイチャーゲームで楽しく過ごせました。ありがとうございました。
・楽しくてあっという間の時間でした。子供たちも終始、目がキラキラでした。お泊りありのキャンプ等企画があればぜひ参加したいです。暑い中、準備と実施等、大変だったと思います。本当にありがとうございました。
・子供たちだけでなく大人も夢中になるほど、川での体験はとても楽しかったです。素麺やかき揚げもとても美味しかったです。準備等大変だったと思います。至れり尽くせりでありがとうございました。日頃なかなかできない体験ができ、夏休みのよい思い出でになりました。

≪準備:7月28日≫

@ 素麺流し竹レールの作成(試そうめん流しあり)※4m×4本、そして長さ微調整
A 簡易かまどの設置※2か所
B 川遊びの担当確認と事前体験確認
C 遊ぶフィールドを目で確認できるように上流側と下流側にロープ張り
D 必要なものを川へ移動
E フローティングジャケットの用意と更衣所の設置
F 雨に備えてテントを3張設置

川の上下流にロープ張り 素麺流しレールづくり

≪準備:7月15日≫

昨年度に補修をしていた五十鈴川に昇り降りする道が、台風による増水で壊れてしまったので補修をしました。昨年度は、竹で壁を作って土手にしましたが、今年は、土嚢で作りました。

押し流された部分を土嚢で補う