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森で過ごそう!森に学ぼう! 2010年11月14日

 心配していた空模様は、雨も降らずお昼以降は晴れ間ものぞき、まずまずの天気の中、昨年に続き森をテーマにした体験型環境学習「森で過ごそう!森に学ぼう!」を開催しました。この体験型環境学習では、 樹木の二酸化炭素吸収量学習、ドングリ苗木の育て方、ドングリを使った工作、アウトドアクッキングを通して、自然の豊かさを楽しみ自然の大切さを学びます。また、自宅でドングリを苗木に育て山に帰(植樹)します。

参加者:23人(子供13人)
スタッフ:5人
取材:MRTテレビ、わぃWaiTV
後援:宮崎県、宮崎県教育委員会
助成:森林環境税、積水ハウスマッチングプログラム

1)環境学習(樹木の二酸化炭素吸収量を学ぼう)
 森の学舎グランドにあるセンダン、イヌマキ、サクラの木の高さを樹高測定器と巻尺を使って計測してから、樹高が3m以上の木は胸の高さで、樹高が3m未満の木は根元で幹の外周を測った後に、その木の年間の二酸化炭素吸収量を計算しました。1本の木の二酸化炭素吸収量と人間一人の呼吸で吐き出す二酸化炭素の量や家庭で使う電気量から発生する二酸化炭素の量との比較をしました。樹木が二酸化炭素を吸収してくれる大事な存在であることを学びました。(小学校高学年用にアレンジした内容であったため、参加した小学校低学年以下の子供にとっては難しかったと思います。)


森で過ごそう!森に学ぼう!スケジュール

最初は樹高測定器で木の天辺を探します。

木の天辺が見えた位置から木までの距離を測り、その後幹周りを測ります。そして、二酸化炭素の吸収量を計算します


2)ドングリ工作の素材探し散策
 午後に行うドングリ工作で素材となりそうなドングリ等の植物を探しに、森の学舎周辺を散策しました。参加者は、思い思いの素材を見つけて森の学舎に持ち帰りました。参加者は、作るものを思い浮かべながら、街中では見かけないきれいで珍しい素材を探しました。

森の学舎から南に延びている道路沿いで素材を探しました。
いろいろな素材を見つけることができました。森の恵みに感謝です。


3)昼食づくり
 お昼は、参加者であぶり焼きソーセージを作りました。豚肉ミンチと季節の野菜を塩コショウを皆でコネコネして生地を作り、竹串に巻きつけ炭火でゆっくりと焼き上げます。また、ご飯は釜戸で炊きました。参加者は、それぞれの好みに分かれて全員で昼食づくりをしました。


あぶり焼きソーセージの生地作りは子供たちに大人気。

釜戸炊飯も子供たちが手伝いに来てくれました。

自分で生地を竹串に付けて焼きます。

ベンチスペースでの昼食です。


4)ドングリ苗木のポットづくり
 竹を玉きりにして節を利用したポットに、ボラ土と腐葉土を入れてクヌギのドングリを植えました。竹のポットのドングリは、参加者が自宅で苗木に育ててから山へ戻します。


5)ドングリ工作
 散策で集めた素材と、森の学舎に用意してある工作素材を使って、参加者オリジナルの作品を作っていきます。参加した子供たちにとって一番楽しんだ時間だったようです。


参加者の声


「森で過ごそう!森に学ぼう!」参加者

また皆で森に学びに来たいです。
子供も一緒にお昼ご飯作りができて楽しい様でした。
釜戸でご飯をはじめて炊きました。
ドングリ工作がとても楽しかったです。こんどは、もっと他の物も作りたいと思います。
自然のいろいろな物に触れ合うことが出来て子供たちにとっても、良い勉強になったと思います。子供の笑顔と楽しい時間を過ごす事が、親にとっても幸せな時間でした。
食事の後片付けなども子供たちに行わせても良いと思いました。
また参加したいです。
またここに来たいです。いろいろな物を集めて皆で工作をしたのが、とても良かったです。
前回の”川あそび”に続き、自然のありがたさ大切にする想いを改めて考えさせられました。自然を愛する気持ちをしっかり持って未来の地球にすばらしい自然をつなぐことができるように、毎日を過ごしたいと思います。美味しいごはん幸せのひと時でした。


「森で過ごそう!森に学ぼう!」準備 2010年11月13日

 明日に開催する環境学習に備えて、ドングリ・ポットとあぶり焼きソーセージの準備を行いました。事前準備であることから、今日の参加者は環境学習のスタッフ5人です。夕方薄暗くなるまで、森の学舎の整備も一緒に実施しました。明日は、MRT環境大賞の番組製作のためにMRTよりTV撮影が入ります。

 準備したこと
@木材と竹の粉砕によるベンチスペースづくり
A竹ポットとあぶり焼きソーセージ串づくり
B釜戸棟の薪づくり(TVに映えるように)

午前中は、昨年度の竹林の整備で未処理で残っていた小枝と倒竹を粉砕してベンチスペースを作りました。
釜戸小屋に煩雑に置いてあった焚物を薪にしました。 新しいベンチスペースで竹串と竹ポット作り
明日の環境学習のスタッフ 木材と竹のチップのベンチスペースはふかふかです。


 明日のスタッフ集合は8時です。今日は早く眠りましょう!

川をたのしく親しもう 2010年8月1日

参 加 者 :42人(うち子供21人)
ス タ ッ フ :9人
協  力 :ボーイスカウト延岡第4団(ライフジャケット借用)
講師派遣 :フェニックス宮崎ネイチャーゲームの会(古田さん、長友さん、満留さん、野崎さん)
取  材 :MRTラジオ(木佐貫さん)エココロカフェ、宮崎日々新聞


 この活動は、ネイチャーゲームで、自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学び、川あそびをとおして自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学ぶ活動です。
 いつもは、参加申込が少なくぎりぎりまで募集をしていますが、案内チラシと携帯HP、Webサイトを使って一般参加者募集を初めてから2週間も経たないうちに予定定員以上の申込みがあり、参加者募集を打ち切りました。申込みの連絡があったのに受入ができなった方々には、大変申しわけありませんでした。


受付

ネイチャーゲームのはじまり


 朝からとっても良い天気の中、8時30分を過ぎた頃から、今日の参加者の皆さんがぞくぞく集まって来てくれました。
 9時になりオリエンテーションと記念撮影を済ませて、ネイチャーゲームリーダーの自己紹介後に、五十鈴川に降りていきました。今回のネイチャーゲームはジグソーストーンと宝物探しでした。
 ジグソーストーンでは、河原の石を使って魚やエビ・カ二等を組み立てて行きます。普段は何も気にすることがない小さな石をマジマジと見る機会となり、自然界には決して同じ石が存在しないことを確認できました。
 宝物探しは、カードに書かれた物(例えばキラキラしている物)を川の中で探し、川の生き物調べにつなげて行きます。手長エビやオイカワ等を手網で獲って、最後に探した宝物の名前を覚えます。
 また、川遊びとして笹舟流しを行いました。


石で組み立てる生き物を決めます

小石を並べて組み立てます

ジグソーストーンで魚が完成

橋の上から
川の中で宝物を探します

宝物1

宝物2

宝物調べ(観察)が終ったら宝物は川に帰します

笹舟流し


 12時30分になったら森の学舎に戻り素麺流しで昼食となり、参加者がそれぞれ竹で作ったお椀で素麺流しを楽しみました。素麺流し初体験の子供たちは、とても喜びはしゃぎまわりながら素麺を美味しそうに食べていました。川での活動で、きっとお腹がペコペコだったことでしょう。


スタッフの一部は前もって湯沸しを

竹のお椀作り
盛り上がりをみせた素麺流し


 豊かな森があるから豊かな水が生まれる。この体験を通して、豊かな森と水を含め環境を守るために参加者が自分で出来ることをひとつでも見つけることができれば思っています。

《参加者の声》

・川の中の生き物など普段では、見られない珍しい生き物が見れて感動しました。親子共に貴重な体験ができました。
・子供を連れてのネイチャーゲームは初めてでした。子供がとても楽しんでいてすごく良かったと思います。普段出来そうで出来ない事だらけでとても新鮮な気持ちになりました。また参加したいと思いました。
・とても楽しかったです。素麺流しは初めてだったので楽しかったです。生き物調べもエビを見つけ、ラジオのインタビューもされて、嬉しかったです。
・たくさんの生き物が見れてたし、魚やエビがとれたから楽しかった。また川で遊びたいです。
・川遊びがとても楽しかったです。天気も良く水深もあまりなく安心して遊べることができました。素麺流しもお腹一杯になり満足でした。薬味も美味しかったです。今日はありがとうございました。ネイチャーゲームのインストラクターの先生がとてもおもしろい方で楽しかったです。
・子どもの森はおもしろいです。
・とても親子共々楽しみにしていました。竹のお椀作りは大変だったけどおもしろかったです。スタッフの皆さんの準備は大変だったと思います。たいへんお世話になりました。ありがとうございます。また参加させてください。
・命の洗濯をしていただきました。川に浸かって何も考えず山を眺めて川の音を聞いて幸せのひととき。美味しい流し素麺、薬味、天ぷら、デザート、大満足な一日でした。準備大変だったことでしょう。お疲れさまでした。
・自然の川の道や、自然の通路。それに川の生き物や竹のお椀作りが、とても楽しかったです。流し素麺が出来て嬉しかったです。またやりたいです。自分の知らない生き物が居てびっくりしました。また来てネイチャーゲームを楽しみたいです。山登りやクワガタ、カブトムシ獲りもしたいです。
・オタナジャクシや白い魚を見つけ楽しかったです。
・とても充実した内容でした。楽しかったです。
・川遊びが楽しく、またやりたいです。竹のお椀作りが楽しかったので楽しかったです。
・すごく楽しかったです。日頃、目を向けない物に目を向けている子供たちの姿を見て嬉しくなりました。
・子供たちが大の字になって川を流れている様子がとても気持ち良さそうで、自分も水着を着ていたら是非やってみたかったです。流し素麺もとても美味しかったかったです。薬味や天ぷらも最高でした。デザートも用意してくださっていたので感動しました。
・ゴムボートに乗るような企画があったもおもしろいと思いました。
・久しぶりに川で楽しめたので良かったです。
・川で生き物探し(調べ)をしたことが楽しかったです。捕まえた生き物の名前を分かったし、初めて見た生き物もあったので良かったです。
・大変有意義な一日を過ごすことができました。子供との参加でしたが、水遊びが苦手だったのに、楽しいことに気がつきました。また生き物に触れ合うことで新しい発見ができて良かったです。器を作っての素麺流しも美味しく頂きました。たくさんのスタッフの方々のサポートありがとうございました。また参加できたらと思います。
・川に入って笹船の作り方や、魚の種類を知ることができて良かったです。
・初めて参加させていただきました。川での生き物観察等いろいろな川の楽しみ方があるんだなぁと思いました。
・普段体験できない事を沢山経験する事ができて、とても楽しかったです。久々に遊んだぁって感じがしました。
・川遊びがとても楽しかったです。初めての体験で子供にもよかったと思います。また機会があれば参加したいです。
・私たちの知らない川の生き物がたくさんいてびっくりしました。芋虫みたいなトンボの幼虫がとてもすごかったです。
・とても楽しかったです。また参加したいです。


全員で「がんばろう!宮崎!のりこえよう!みんなで!」のシュプレヒコール後に記念撮影


「川をたのしく親しもう」準備2 2010年7月24日

 「川をたのしく親しもう」にて素麺流しをします。そのために、素麺を流す竹レールとそれを支える足を作成しました。また、購入したライフジャケットやタコめがねへの団体名の名前書きと倉庫整理をしました。
 お昼ごはんの後は、五十鈴川にて生物調査を再び実施しました。1週間雨が降っていませんので前回と比べ川の水位も落ち水も温くなって、川遊びにはうってつけの状態となっています。
 8月1日は、雨が降らないことを再び祈っています。

素麺流しの竹レールとレールを支える足作り

素麺流し竹レールはこんな感じです

川遊び絶好日です

今日の参加者

倉庫整理(手袋箪笥と作業道具)


「川をたのしく親しもう」準備 2010年7月17日


今日の参加者
 「川をたのしく親しもう」で、ネイチャーゲームの指導をお願いしている宮崎県ネイチャーゲーム協会の古田さんと、子どもの森会員、その他特別参加者で、ネイチャーゲームの下調べ活動をしました。100数種類あるネイチャーゲームの中で、「森の学舎」周辺と五十鈴川で実施するゲームは何が適しているか、その具体的な進め方を検討するためです。
 会員と特別参加者は、梅雨終わりの雨の中で増水して冷たかった五十鈴川で、箱めがねで魚を観察し、魚を釣ったり、網でエビを獲ったりしました。思ったより多くの川の生き物を見ることができ、魚やエビを獲ることができました。午後は、雨があがり暑い日差しの中、森の学舎周辺の田んぼを廻って貴重な植物を観察しました。その後、「川をたのしく親しもう」のスタッフとして参加する会員で、釣ったり獲ったりした水の中の生き物について調べまとめました。
 お昼は、釜戸で炊飯をし、特別参加の子供たちにとっては、釜戸でご飯を炊くことは初めてのことでした。参加者は、一日中楽しむ(ほとんど遊び)ことができたようです。
 8月1日の「川をたのしく親しもう」は、天気が良く暑い日で、川の水が少なくなっていることを祈るばかりです。

川遊び
田んぼを探索 釜戸で炊飯


Kenpoku・Pamakiの環境学習 2010年3月7日

 日向市で活動しているKenpoku・Pamaki(パパ・ママ・キッズの集まりかな?)から、8人のメンバーが森の学舎にやって来ました。ネイチャーゲーム、ゴミ拾いとゴミクイズ、なんでもマイレージの環境を考える活動をお手伝いしました。
 森の学舎から飛び出して音いくつ・カモフラージュ・フィールドビンゴのネイチャーゲームをして、ゆっくりと流れる時間の中で、普段気が付かない自然をしっかり聞くこと見ること考えることを体験しました。

カモフラージュ(ネーチャーゲーム)
フィールドビンゴ(ネイチャーゲーム)
ネイチャーゲームでみつけた♪きのこの山♪ 横山理事長による「なんでもマイレージ」


Kenpoku・Pamakのブログは、こちら から。