ホーム情報公開(活動報告、収支報告、財産目録など)>平成18年度

平成18年度活動経過報告(平成18年4月1日から平成19年3月31日)

1.事業の成果

@デイキャンプ、つる取りとつる工作、五十鈴小学校(小学4年生)での椎茸栽培の実施にて、農林漁業などの産業体験や里山等の自然体験交流事業ができた。
Aバードウオッチング、ドングリ拾いと育苗学習、環境問題を考える講演会の実施にて、自然環境を理解してもらうための啓発活動ができた。
B森林環境の保全活動として、森林の再生活動(門川高等学校演習林)と17年度の植樹地の草刈りや雑木林整備を実施できた。
Cしいたけ栽培研究により産業の調査・研究ができた。
DWebページと広報紙により、活動の情報発信・啓発ができた。
Eみやざき森づくりボランティア協議会の開催する活動や研修に参加することで、自然環境を守るための知識・技能を修得できた。また、習得した知識・技能は、森林環境の保全活動などに活用できた。

2.事業内容(特定非営利活動に係る事業)

(1)農林漁業などの産業体験や里山等の自然体験交流事業
@デイキャンプ
実 施 日 平成18年8月12日
参加人数 43人
実施場所 西門川三ヶ瀬地区にある当法人のほだ場
内  容 子どもたちへの環境教育の一環として、また成人には環境への啓発の場として、自然環境を遊びながら学んでもらう。ネイチャーゲームでは、自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学んだ。飯盒での炊飯、釜戸でのソーセージ焼き、森の工作やバームクーヘンを作る等、自然の中で非日常的な体験をした。
Aつる取りとつる工作
実 施 日 平成18年12月3日
参加人数 28人
実施場所 子どもの森(西門川三ヶ瀬地区)
内  容 森林の保全活動も兼ねて木の成長を阻害する蔓を取り除き、取り除いた蔓を利用して籠等の工作をした。
B椎茸栽培(コマ打ち)
実 施 日 平成19年3月9日
参加人数 小学4年生60人、先生3人、会員5人の計68人
実施場所 門川町立五十鈴小学校
内  容 総合学習の時間を使って、子どもたちが町内の暮らし(農林水産業と環境)の学習として、椎茸菌のコマ打ち体験をおこなった。コマ打ちをした原木は、椎茸の収穫までを小学校で管理して行く。

(2)地場産業の啓発、普及と共に地域の特性を活かした農林水産物等の販売
 実施できなかった。

(3)地域の自然、産業などの調査・研究事業
@しいたけ栽培研究
実 施 日 平成18年4月〜平成19年3月
実施場所 西門川三ヶ瀬地区にある当法人のほだ場
内  容 地元の特産品である椎茸を栽培することで、産業の調査・研究ができた。また、この研究を通して、地元小学校での町内の暮らしの学習体験である「椎茸栽培(コマ打ち)」を企画・実施ができた。

(4)地域の自然、環境などを理解してもらうための啓発活動及び情報収集
@ドングリ拾いと育苗学習
実 施 日 平成18年11月5日
参加人数 17人
実施場所 子どもの森(西門川三ヶ瀬地区)
内  容 各参加者が雑木林でドングリを拾い、苗木育成セットを使って自宅でドングリを苗木へと育てる。育った苗木は、2年後に山に植樹する予定。また同時に、雑木林とその近辺にある木の名前と森の治水の学習をした。
A環境問題を考える講演会
実 施 日 平成19年2月4日
参加人数 16人
実施場所 日向市中央公民館
内  容 「そばやのおばさんのエコロジー」という名前で、様々な循環と取り組みながらエコロジー活動を実践している蒲生芳子さんを講師に招いて、「あなたにできること私にできること」から環境問題に取り組んで行けることを学んだ。
B森林の再生活動
実 施 日 平成18年12月9日、平成19年1月21日、2月12日、2月18日、2月28日、3月21日、3月25日
参加人数 44人(延べ88人)
実施場所 GOCANの森(西門川三ヶ瀬地区の門川高等学校演習林)
内  容 台風で植林されていた杉が流された門川高等学校演習林の自然環境の復元を図り、水源の涵養や災害防止など森林の持つ公益的機能の再生させるため、宮崎県森林環境税から活動資金の一部助成を受け、門川高等学校生徒と一緒に、竹やかん木の伐採からはじめて、階段作り・筋置きの設置と地ごしらえ・竹やかん木の粉砕等を門川高校生や子どもの森会員・一般参加者で作業して、最後にケヤキ・イロハモミジ・ヤマザクラ・イチイガシを140本植樹した。
C雑木林と植樹後の手入れ
実 施 日 平成18年5月21日、7月2日、9月3日
参加人数 延べ29人
実施場所 子どもの森(西門川三ヶ瀬地区)
内  容 昨年度の植樹地の下草刈等の育林作業と、植樹地に隣接している雑木林の整備活動を実践した。

(5)子どもたちや地域の人たちの情報化教育や交流のための教室開催
 実施できなかった。

(6)活動の情報発信・啓発のための出版事業
@当法人のすべての活動と自然環境啓発等を、月5〜6回のWebページ更新にて情報発信した。
A当法人の活動を紹介するために、広報紙「子どもの森通信2号、3号」を発行した。

(7)その他目的を達成するために必要な事業
 みやざき森づくりボランティア協議会に加入して、同協議会の開催する活動や研修と同協議会の加盟団体の活動に参加することで、自然環境を守るための知識・技能を修得した。
@ドングリいろいろの園の下草刈:MFV会(平成18年6月4日)
Aロキシーヒル植樹地の下草刈:宮崎グリーンヘルパーの会(平成18年9月16日)
Bわくわくの森Uの下草刈:水源の森づくりをすすめる市民の会(平成18年9月24日)
C 『水と緑の森林づくり』県民ボランティアの集いでの活動発表:宮崎県(平成18年10月29日)
D地球温暖化防止活動推進フェスティバル2006inみやざき」への参加:みやざき森づくりボランティア協議会(平成18年11月18日、19日)
Eふるさとの環境を学ぶ会への参加:日向市ふるさとの自然を守る会(平成18年11月23日)
F森づくりボランティア女性リーダーの集いへのパネラー参加:宮崎県(平成18年11月25日)
G森づくりでの安全講習への参加:みやざき森づくりボランティア協議会(平成19年1月27日、28日)
H日向市民植樹祭への参加:日向市ふるさとの自然を守る会(平成19年3月18日)

3.経過
活 動 名 活動日 場 所 備 考
植樹 1(土) 三ヶ瀬フィールド 昨年度の残り
第1回理事会 11(木) 事務局  
通常総会 22(土) 門川町中央公民館  
MRTボランティア・ワールド生出演 9(火) MRT 横山理事
第2回理事会 10(水) 事務局   
雑木林の整備 21(日) 三ヶ瀬フィールド 兼 植樹後の下草刈
宮日新聞取材 25(木) 事務局 「県内NPO法人問われる活動内容」
MRTラジオ「土曜に乾杯」に電話出演 3(土) 事務局 横山理事
しいたけ原木本伏せ作業 13(火) 五十鈴小学校 わぃWaiTV ワイワイネット取材撮影
みやざき森づくりボランティア協議会の総会 18(日) ロキシーヒル 横山理事
バードウォッチング 24(土) 文化センター周辺 講師:猪崎悦子さん
雑木林の整備、育林 2(日) 三ヶ瀬フィールド  
第3回理事会 26(水) 事務局  
デイキャンプ
(&ネイチャーゲーム、クラフト)
12(土) ほだ場 ネイチャーゲーム:古田栄子さん、黒木政則さん
わぃWaiTV ワイワイネット取材撮影
環境教育賞主催者賞の受賞 28(月) ロキシーヒル コカ・コーラ環境教育財団 横山理事長
雑木林の整備、育林 3(日) 三ヶ瀬フィールド MRT「おしえてみやざき」の取材撮影
10 第4回理事会 11(水) 事務局  
ほだ木起こし 15(日) ほだ場 ほだ木移動
『水と緑の森林づくり』県民ボランティアの集い 29(日) 西都市 横山理事長の活動発表
11 どんぐり拾いと苗づくり 5(日) 三ヶ瀬フィールド 森林インストラクター:大野裕さん
しいたけ収穫 12(日)  ほだ場 会員他
地球温暖化防止活動推進フェスティバル 18(土)
19(日)
フローランテ宮崎 みやざき森づくりボランティア協議会
森づくりボランティア女性リーダーの集い 25(土) 宮崎市 横山理事長がパネラーとして出席
12 つる取り&つる工作 3(日) 三ヶ瀬フィールド 指導:日高イセノさん
わぃWaiTV ワイワイネット取材撮影
第一回森林の再生活動 9(土) 門川高校演習林 階段作り
宮日新聞取材 14(木) 事務局 「STOP温暖化チャレンジキャンペーン」
第5回理事会 17(水) 事務局  
第ニ回森林の再生活動 21(日) 門川高校演習林 階段作り、潅木と竹のチップ化
わぃWaiTV ワイワイネット取材撮影
みやざき森づくりボランティア協議会の研修
(安全作業、リスクマネージメント、救命救急)
27(土)
28(日)
宮崎県林業技術センター研修所 横山理事長、横山理事、田中理事
環境問題を考える講演会 4(日) 日向市中央公民館 講師:蒲生芳子さん
番外編森林の再生活動 12(祝) 門川高校演習林 地ごしらえ、筋置きの延長
第三回森林の再生活動 18(日) 門川高校演習林 地ごしらえ、潅木と竹のチップ化
番外編森林の再生活動 28(水) 門川高校演習林 地ごしらえ
しいたけ栽培体験 9(金) 五十鈴小学校 森林環境教育推進事業:大野裕さん
第四回森林の再生活動 21(祝) 門川高校演習林 地ごしらえ、階段づくり、潅木と竹のチップ化
最終回森林の再生活動 25(日) 門川高校演習林 植樹、椎茸コマ打ち
わぃWaiTV ワイワイネット取材撮影
※椎茸の収穫:10/25,27,11/1,4,5,8,20,12/1,3,9,10,17,21,24,28,1/4,21,2/2,12,18,23,28,3/21,25(計24回)

平成18年度 特定非営利活動に係る収支計算書
(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで)

予算額 決算額 差 異 備  考
T 収入の部        
 1 会費収入        
  会員
  (正会員、特別会員)
87,000 72,000 △15,000 @5,000×14人+@1,000×2人
  賛助会員 20,000 20,000 0 @5,000×4人
 2 事業収入 10,000 26,300 16,300 環境プログラム(バードウオッチング、デイキャンプ、ドングリ拾い、蔓工作)
 3 助成金収入 100,000 247,080 147,080 宮崎県ボランティア基金(129,000)、森林環境税(118,080)
 4 寄付金収入 5,000 96,813 91,813 椎茸お礼 他
 5 道具基金 10,000 3,000 △7,000  
 6 雑収入 1 44,059 44,058 預金利息、ボランティア活動用保険返金、商品券 他
 当期収入合計 232,001 509,252 277,251  
 前期繰越収支差額 150,525 150,525 0  
 収入合計 382,526 659,777 277,251  
U 支出の部        
 1 事業費        
  自然環境調査研究 5,000 6,369 1,369 椎茸管理、森づくり調査
  産業・自然体験交流 120,000 60,045 △59,955 資材購入、小学校での椎茸栽培他
  環境プログラム 30,000 149,760 119,760 バードウオッチング、デイキャンプ、ドングリ拾い、蔓工作、講演会
  森林整備 30,000 172,299 142,299 雑木林整備、森林の再生活動での道具購入 他
 2 管理費        
  事務局手当 12,000 12,000 0 事務局借用
  通信費 15,000 7,595 △7,405 郵便、ドメイン取得費
  消耗備品費 10,000 9,993 △7 コピー用紙、プリンタインク
  旅費交通費 10,000 25,830 15,830 みやざき森づくりボランティア協議会、椎茸収穫
  諸会費 3,000 3,000 0 みやざき森づくりボランティア協議会
  会議費 20,000 10,350 △9,650 総会、理事会
  研修費 20,000 1,691 △18,309 みやざき森づくりボランティア協議会他
  損害保険料 12,000 8,510 △3,490 H18.6.22〜H19.6.22
  租税公課 4,000 3,800 △200 助成金申請・県事業報告用
  雑費 5,000 3,227 △1,773 振込手数料、椎茸発送費他
 3 予備費 86,526 8,890 △77,636 赤い羽根助成金返金
 当期支出合計 382,526 483,359 100,833  
 当期収支差額 △150,525 25,893 176,418  
 次期繰越収支差額 0 176,418 176,418  

平成18年度 特定非営利活動に係る貸借対照表
(平成19年3月31日現在)

科目 金額
T 資産の部        
 1 流動資産        
  現金   78,316    
  普通預金   98,102    
   流動資産合計     176,418  
 2 固定資産        
  機械及び装置 253,050      
  減価償却累計額 △98,847 154,203    
   固定資産合計     154,203  
   資産合計       330,621
U 負債の部        
 1 流動負債        
   負債合計       0
V 正味財産の部        
  基本金   347,239    
  当期正味財産増加額(減少額)   △16,618    
   正味財産合計       330,621
   負債及び正味財産合計       330,621


平成18年度 特定非営利活動に係る財産目録
(平成19年3月31日現在)

科目 金額
T 資産の部          
 1 流動資産          
  現金 現金手元有高   78,316    
  普通預金 宮崎太陽銀行門川支店   98,102    
   流動資産合計       176,418  
 2 固定資産          
  機械及び装置 チッパーシュレッダー(新ダイワCSE50-W) 253,050      
  減価償却累計額   △98,847 154,203    
   固定資産合計       154,203  
   資産合計         330,621
U 負債の部          
   負債合計         0
   正味財産          330,621
※チッパーシュレッダーの減価償却について
・耐用年数:8年 ・償却方法:定率法 ・償却率:0.25 ・当該年度償却月数:12ヶ月