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2012(平成24)年度通常総会

一昨年度から、協働を意識した活動を進めてきました。これまでの子どもの森の活動を通して、それぞれの団体単独では、その想いを形にすることの難しさを感じていました。一方、企業や他の団体と協働し活動した時には、容易に形になっていく実感がありました。同じ想いを持つもの同士が一緒になって活動や事業を進めて行くことが、地域の問題解決にとって有効な手段であり、宮崎県の委託事業である「協働商談会開催事業」が、子どもの森の感じている協働を地域に広げることができる事業であることから、平成23年度に、宮崎県生活・協働・男女参画課と協働して「協働創出市2011〜協働商談会(県北地区)想いを”かたちに”」を開催しました。21団体51人の参加があり、この協働商談会開催事業を通して、地域において協働の考え方が浸透していくことを期待しています。この「協働商談会開催事業」は、平成22年度に引き続き、子どもの森が継続開催しました。

環境学習においては、門川町行政との協働事業として平成22年度に実施した「食と環境の関係を考える協働モデル事業」の事業内容をベースにし、親子を対象にした継続的な体験型環境学習(四季をまるごと体験ecoスクール)が開催できました。この体験型環境学習では、同じ参加者で年間9回の活動を進めて行きました。パン作りのために塩や酵母等を手作りし、休耕作地を麦畑に戻す里山再生等を通して自然と触れ合う原体験として、年間を通した体験型環境学習により、参加者の自然環境への意識と将来の環境保全の担い手の育成ができたと思います。麦畑は、2期目(今年度)の四季をまるごと体験ecoスクールにつなげて行きます。

森づくりでは、子どもの森1号地の苗木が大きく成長し育林の必要がなくなり、妖精の森での「竹林の整備」が、ローソン緑の募金事業として平成22年度から継続認定され、株式会社ローソン社員と地域のローソン店舗から参加者がありました。門川高校生との門川高校演習林の「GOCAN(五感)の森」事業も継続しています。

平成24年度の活動においても、企業や他の団体、学校や労働団体と一緒になって協働を意識した森づくりや環境体験型学習、自然交流活動を進めて行きたいと思います。