パン作りを通して食と環境を考える体験学習で、自然体験や農業体験から自然の大切さを学びます。今年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成事業として第10期生で実施しています。24名のスクール生と延べ7名のスタッフで活動しました。
新型コロナウイルス対策「緊急事態宣言」により県内の学校が休校となったため、開校(5月16日)を中止し、第2回目(5月30日)から開始しました。
閉校 2/13塩作りと小麦挽き 1/23苺酵母とドングリ工作 12/12麦畑 11/14環境学習 9/12河川ゴミ拾いと川の生き物調査 8/1イカダ作り 7/18 脱穀 5/30開校(中止)5/16
天気:雨 スタッフ:5人 スクール生:17人
9:10〜 オリエンテーション→バター作り
今日の活動内容(バター作りとパン作り)について、資料を使って横山理事より説明を行いました。その後、早速バター作りです。生クリーム100ccと牛乳50ccを500ccのペットボトルに入れ、ただひたすらに振り続けます。20分以上かかりバターが完成します。
10:20〜 パン生地
前回、石臼で挽いた小麦粉と、スクール生が自宅で育てた苺酵母を使ってパン生地を作ります。
材料の量に誤差があると、味のおかしい生地となったり、ベタベタの生地になったりと大変なことになります。各材料は正確な量(特に水分)で生地を作ります。
生地が出来上がったら薪ストーブの近くに置いて、一次発酵をします。薪ストーブが近すぎると温度が上がり発酵が進み過ぎますので、やや低めの温度で発酵時間を調整する必要があります。
11:20〜 昼食
全員が一次発酵に入ったら、少し早い時間ですがお弁当タイムとしました。
12:30〜 パン作り
一次発酵が終わったパン生地を小分けに切り分けて丸めて、20分のベンチタイムに入ります。その後、思い思い形に形成をして2次発酵に入ります。
発酵時間がまちまちなので、発酵が終わった順にパン窯3基(1基は簡易)を使ってパンを焼いていきました。※今回はあまり上手く焼けませんでした。
15:00〜 修了式
ecoスクール最後の集合写真を撮影し、横山理事長からスクール生に修了証を手渡しました。これをもってecoスクールを閉校しました。
※予定より1時間30分早く終わりました。
天気:曇りのち雨 スタッフ:4人 スクール生:12人
9:40〜 オリエンテーション
横山理事長が、今日の活動である塩作りを資料を使って説明。
10:00〜 塩作り
10月に汲んでいた海水で塩を作ります。5班に分かれて、各班5リッターずつを鍋に入れ、強火で沸騰させて水分を蒸発させます。今回は、メタルマッチを使って火を付けました。が、けっこう手こずりまして、海水を入れた鍋を釜戸に乗せるまで、20分程度かかりました.
早い班で約1時間50分、遅い班で2時間30分かかり塩を採取することができました。
13:00〜14:00 お昼タイム
14:00〜 塩の乾燥
午前中に採取した塩を、カセットコンロとフライパン等で炒って乾燥させました。完成した塩は、423gで、副産物のにがりは、約550ccでした。
14:30〜15:15 小麦挽き
5月に脱穀していた小麦4kgを、4班に分かれて、石臼を使って小麦粉にしました。塩作りがおしたため、石臼が挽けた時間は、40分少々。できた小麦粉は、751gでした。もう少し時間があれば、もっと多くの小麦粉ができたと思われます。
【1月17日】第8回準備2
第8回開催の1週間前に、使用する石臼のメンテナンス(清掃、一部芯交換、取っ手調整)と、塩作りの準備(ブロックで簡易釜戸設置台)を実施しました。準備した石臼は4個、塩作り用かまどは5カ所です。
時間に余裕があったため、教室棟の廊下側窓ふきも行えました。
石臼の水洗い | 簡易釜戸の設置台 |
【10月15日】第8回準備
門川沖に海水を汲みに行きました。天気は良かったのですが、風が強く波も高く、沖からそう遠くない近場で海水を採取することになりました。
60リッターの海水を採取しました。
この船で沖にでました | 船長さんが手伝ってくれました |
天気:晴れ時々曇り スタッフ:4人 スクール生:21人
苺酵母を最初に予定していましたが、苺酵母用ビンの煮沸消毒が間に合わなかったため、麦踏みとドングリ工作材料探しを最初に行いました。
9:35〜 麦踏み
スコップを片手に、いざ麦畑へ・・・麦を蒔いてから約1か月が経過し後葉が4枚ほどとなった時期であるため、スクール生一人一列を担当し、スコップで麦の根元に土寄せを施し、足で踏み踏みと麦を踏圧していきます。
10:10〜 ドングリ工作の材料探し
ハサミ等を持って、いざお地蔵さんの森へ・・・森林整備を実施しているお地蔵さんの森に、ドングリ工作の材料を探しに出かけました。スクール生自作する作品をイメージして、工作に使えそうな材料を集めました。
11:20〜 苺酵母
手を洗い体に付いた埃をおとして、いざ調理室へ・・・三角巾・マスク・手袋を着し、苺100g強・水200cc・砂糖12gを煮沸消毒したビンに詰めました。これから、各自宅で酵母を育てることになります。
12:00〜 お弁当タイム
今日の昼食後のお楽しみは、ミカンと苺酵母で余った苺です。
13:00〜 ドングリ工作
グルーガンで、いざ・・・お地蔵さんの森で拾ってきた材料と森の学舎に用意されている材料を使って、自分が好きなネイチャー作品を制作していきます。
15:30 解散
解散前3時のおやつのぜんざいを食べてから、次回の予告をして解散となりました。
天気:雨 スタッフ:6人 スクール生:10人
9:30〜12:00 畑の耕うん(途中30分の休憩)
暖かく晴天の空の下、少し汗をかきながら(半袖のスクール生もいました)スコップと土起こし器を使って土起こしをしながら、同時に草取りもしながらの耕うんをしました。
13:00〜14:00 耕うん機
耕うんが済んだ畑に、苦土石灰とダンボールコンポスト1個(事務局で作った分)を播き、スクール生で交互に耕うん機で再耕うん、熊手で整地をしました。その後、スタッフで麦播き筋目安のロープを張りました。今回は、16本の薪筋ができました。
14:20〜15:20 麦播き
足裏で播き筋をかためてから、一筋に麦30g〜20gを播きました。麦播き終わってから、土を被せていきます。
【10月31日】準備
@麦畑を作り前に、麦畑の草刈りと畑作りに支障が出る畑境の茶ノ木等の剪定。
A作業の見本とするために、畑の面積の約1/3を事前に耕うん。
9:00からはじめて終了したのが17:30でした。
天気:曇り時々雨 スタッフと応援:6人 スクール生:18人
あいにくの曇り空、太陽がないとできないソーラークッキングは、予定通りできず、解散前の時間(太陽が顔を出した数分間)に試体験程度しかできませんでした。
9:30〜 オリエンテーション後、ネイチャーゲーム
10分:オリエンテーション
30分:色あわせ、カモフラージュ
60分:フィールドビンゴ(スペシャルは秋を感じるものを各チームで考える、他に水温あてクイズ)
10:10〜 樹木の二酸化炭素吸収量の計算(前半)
10分:演習のやりかた説明
60分:樹木高と幹回りの測定(森の学舎にあるセンダン・サクラ・キンモクセイ)
12:10〜13:10 昼食
13:10〜 樹木の二酸化炭素吸収量の計算(後半)
40分:ワークシートを使って二酸化炭素吸収量の計算
10分:二酸化炭素と地球環境の話
14:00〜 ソーラークッキング試体験
5分:集合写真
40分:試体験(雲の間から太陽が出てくるのを待ちましたが) も成功せず
14:55 解散
解散後、太陽が出てくれるのを期待して試体験継続(半熟目玉焼きとなったのでガスコンロを使いました)
【8月23日】準備
@試ソーラークッキング:第5回に行う目玉焼きがうまくできるかを試しました。大変上手くできました。
Aネイチャーゲームの下見:フィールドビンゴを予定しています。カードに何を載せるかを調べました。
天気:曇り時々晴れ スタッフと応援:7人 スクール生:19人
取材:ケーブルTVわいわい
〜9:40 森の学舎に到着したスクール生から順次ヘルメット(子どもだけ)とフローティングベストを選んでもらいました。
9:40〜 河川清掃の準備
15分:河川清掃で下っていく五十鈴川の様子を説明、フローティングベスト着用時の注意などを説明。
15分:イカダを五十鈴川の降ろし、全員川へ移動。
10分:河川清掃と途中休憩場を説明とストレッチ。
10:20〜 約500mを河川清掃
70分:途中休憩場で集合写真を撮り、イカダで川を下りながらゴミ(自然物は拾わず)を拾い。
30分:イカダを戻り道にあげ、森の学舎へ戻る。
12:00〜13:00 昼食
13:00〜 川の生き物調査
網で川虫や魚、手長エビを捕獲して魚カードを見て名前を確認。捕獲した魚等は、全員確認したら川へ戻す。
14:50〜 かたづけ、終わりの会
30分:着替え、フローティング干し
10分:屋外で次回予定を説明
15:30 解散
【7月25日、31日】準備
イカダを川へ降ろし上げるための歩道の整備
天気:曇り スタッフと応援:6人 スクール生:22人
次回(8月1日)のイカダで河川清掃のためのイカダ制作とビオトープでの生き物調査を行いました。
9:30〜 今回初のスタッフ参加である2名の紹介後、今日のイカダ制作の手順を説明して各家族(グループ)毎に、ペットボトルとコンパネでのイカダ作りを実施しました。
15分:イカダ制作手順の説明
20分:1艘あたり(ペットボトル×4)10個のペットボトルで浮き具作り
30分:コンパネにペットボトル浮き具の取付穴位置の印を付ける
12時まで:ドリルで取付穴開け→パネルに(思い想いの)絵を描く
13:00〜 イカダ完成:ペットボトル浮き具をコンパネに玉紐で取り付け
14:30〜 ビオトープでの生き物調査:ビオトープには人の手で水生動植物を話していません。自然に住み着いた水生の生き物を探しました。観察後は、ビオトープに戻しました。
※カエル・イモリ・マツモムシ・ミズスマシ・ミズカマキリ・ヤゴ・カワニナ他。
15:30〜 終会:ビオトープでの生き物後に集合写真撮影して、次回の活動内容予告を話して解散しました。
【6月27日、28日】準備
新スタッフにイカダ作成の流れの確認のために、2日間に渡りイカダの試作を行いました。見本となるイカダと一人乗りイカダを通りました。
使用するペットボトルは、見本のイカダ(親子2人乗り)が54本、一人乗り用イカダが36本です。スクール生のイカダ作りは、親子2人乗りを家族単位で作ります。
雨の中で試作したイカダを乗船してイカダのバランス確認と、以下でに使用するペットボトルの数確認(549本)も行いました。
天気:曇り スタッフと応援:5人 スクール生:23人
5月16日に刈っていた麦を、5月24日に準備した脱穀機と唐箕を使って脱穀をして実(麦)を取り出しました。
第2回目で脱穀とダンボールコンポスト作りの計画でしたが、緊急事態宣言での活動自粛で、今回が開校日となりました。しかも午前中だけの活動としたので、ダンボールコンポスト作りは中止し、すべての脱穀を終了できませんでした。
今回収穫できた麦実は、約9kgでした。
9:00〜 開校式(オリエンテーション):横山理事長あいさつと、横山理事のecoスクールの狙いについての話、参加者自己紹介とスタッフ紹介を行いました。
9:20〜 脱穀:脱穀機2台と千歯すきを使って、刈りとった麦の脱穀を実施しました。約3/5の麦を脱穀できました。
10:30〜 風選:約1時間で脱穀した麦穂のノゲや殻を手で摘んで取り除きます。すべてのノゲと殻を取り除くことはできないので、唐箕を使って麦実とその他(ノゲと殻)完全に分離します。
11:30〜 終会:集合写真撮影後、次回の活動内容予告を話して解散しました。解散後、多くの参加者(子ども中心に)は、居残りしてビオトープの水生動物観察を行っていました。
残った麦は、午後にスタッフで脱穀と風選を行いました。収穫した麦実は、約9kgでした。
【5月24日】準備
足踏み脱穀機と千歯で脱穀した穂が散らばらないように、ダンボールで受け箱を作りました。
ecoスクールの初参加ボランティアさんがいます。そのため、1週間後の脱穀作業のために、一連の作業を実施しました。
天気:雨 スタッフと応援:6人 スクール生:参加者なし
第1回の開校日は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止となりましたが、自然は待ってくれません。雨の中、麦刈りとはさ掛けをスタッフのみで実施しました。