2012年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成を受け、第2期生で実施しました。
その後 (2013年4月)
閉校して1ヶ月が過ぎ、ecoスクールで賑やかだった森の学舎は、ここしばらくひっそりとしています。ecoスクール生が麦蒔きをした麦畑の小麦には穂が実りはじめ、ecoスクール生全員が書いた思い出の文集も完成しました。 ecoスクールの修了生は、エコなことを実践していることだと思います。皆11か月間がんばったね。 |
パン焼きと閉校 (2013年3月9日、10日)
スクール生:19人
スタッフ:3人
取材:わぃWaiTV
いよいよ第2期四季をまるごと体験ecoスクールの最終日です。第1期生が種まきした麦を刈り脱穀し石臼で挽いて小麦粉にして、海水から塩をつくり、牛乳からバターをつくり、地元特産のイチゴ酵母でパン生地を練り石窯で焼く、ecoスクールの集大成の日です。ここまで、パンが食卓に出てくるまでの工程を1年間かけて体験しました。
他に、ネイチャーゲーム、放置竹林の整備で切り出していた竹でイカダをつくり川を清掃活動、畑で野菜を収穫しその場で調理したり、家庭の生ゴミから作った堆肥を草取りをした畑に麦種と一緒に蒔き、牛のお世話をしたり等から、自然環境と循環型社会の大切さを学習してきました。
《バターづくりとパン生地づくり》 3月9日 9:30〜12:30
矢北さんちの牛舎で体験したバターづくりから始めました。2回目のバターづくりなので、スクール生全員慣れた手つき(牛乳と生クリームの配合を間違ったスクール生もいたようですが)で、バターを完成させました。
パンづくりの予行練習として、市販の強力粉とイーストを使ってパン生地を作成し、薪ストーブの近くで1次発酵を済ませ、パン形成と2次発酵までを午前中におこないました。ひととおりパン生地づくりを体験してから、手づくりのイチゴ酵母と石臼挽きの小麦粉でパン生地をつくりました。
まずは市販のイーストと強力粉でパン生地の試づくり | |
次にイチゴ酵母と石臼挽き小麦粉でパン生地づくり |
《イチゴ酵母と石臼挽き小麦粉でのパン生地づくり》 13:00〜15:00
午前中に2次発酵させたパンを石窯で焼きました。さすが市販のイーストですね、柔らかでふっくらしたパンが焼けました。イチゴ酵母と石臼挽き小麦粉のパン生地は、一晩かけて低温発酵させます。
試パン焼き うまく焼けました |
《イチゴ酵母パン焼き》 10日 9:30〜11:00
一晩、低温発酵させたイチゴ酵母と石臼挽き小麦粉のパン生地を焼きました。2度目とあってユニークなパン形成がおこなわれました。
昨日に続き2度目のパン形成 |
《パン焼きと文集書き》 11:00〜13:00
パン形成後の2次発酵を済ませたパンから石窯で焼いていきます。石窯の温度は250℃前後、7・8分でパンが焼けます。2次発酵と石窯でのパン焼きをやっている間に、スクール生全員が文集書きを済ますことができました。
石窯から焼きあがったパンを取り出します。 | |
いろんなパンの形がありました。 | 文集に思い出を書きます。 |
《閉校》 14:00〜15:00
パンを焼き終わり試食をして、子どもたちはグランドで走り遊び大人はおしゃべりが終わり、ecoスクールの閉校式です。理事長より一人ひとりに修了証を渡してecoスクールのすべてが終了しました。
仲良くなったのにお別れです。 | 修了証授与 |
最後の集合写真 |
子どもたちが残した寄せ書き |
一年間おつかれさまでした。
イチゴ酵母 (2013年2月23日)
スクール生:17人
スタッフ:3人
《小麦粉づくり》 9:50〜10:30
酵母用のイチゴを収穫は、11時からなので、それまでの時間は、石臼による小麦挽きをしました。石臼は、前回のecoスクールで経験をしているので、みんな手慣れたものでした。
《ゴミひろい》 10:30〜11:00
道端のゴミをひろいながら、イチゴ収穫をするためのイチゴ農園にむかいました。普通に歩けば10分の道のりでしたが、あっちのゴミ、こっちののゴミをひろいながら、約30分かけてイチゴ農園に到着しました。途中、古い簡易石橋を発見、まだまだ知らない事が、森の学舎周辺にあることに驚きでした。
ゴミひろいをしながらイチゴ農園に |
簡易石橋 |
《イチゴ収穫》 11:00〜11:40
今回は、採ったイチゴは食べ放題ではなく、試食程度の個数しか食べることができませんでした。イチゴの出荷が終わり、次の出荷までの狭間の時期であったため、熟してるイチゴが少なかったため、食べ放題であるイチゴ狩りができませんでした。各自が試食に3個程度食べて、酵母用イチゴを約3kgを収穫しました。子どもたちは、食べ放題でなかったので、残念がってました。
イチゴハウスの中 |
農園の方よりイチゴの話がありました |
《酵母づくり》13:00〜15:00
昼食後、イチゴ酵母仕込と石臼小麦挽きに別れました。1時間後、最初のイチゴ酵母仕込を終わったら交替して全員がイチゴ酵母仕込を体験しました。@容器(今回はガラスビンを使います)を煮沸消毒、Aヘタを取り除いた100gのイチゴをビンに入れ、B大さじ一杯の砂糖と水200ccを容器に入れる。
これから、1週間程度かけて各家庭でイチゴ酵母を発酵させます。そして、今日は約700gの小麦粉を挽きました。
農園から収穫したイチゴ3kg |
消毒したビンにイチゴ投入 |
水200ccと砂糖大さじ一杯 |
最後に名前を記入 |
もう一つの班は石臼挽き体験 |
イチゴ農園で記念撮影 |
乳牛のお世話と小麦粉づくり (2013年1月19日)
スクール生:15人
スタッフ:3人
《矢北さんちの牛舎》 9:30〜12:00
昨年に引き続き、矢北さんちの牛舎で受け入れをしてもらいました。現地集合だったため、スタッフの一人が道に迷い遅れて到着しましたが、全員が集合時間までに無事到着し予定時間通りに、牛のお世話を開始することができました。
・牛への餌やりは、最初恐々でしたが、徐々に慣れてきて直接牛の口元に餌を持って行くことができるようになりました。
・牛舎の掃除は、散らかった餌をほうきで牛が届く位置まではわき、牛の糞を取り除きことをしました。
・子牛へのミルクあたえでは、子牛がミルクを飲むときにミルク瓶を引っ張り込む力の強さに驚きました。
・牛乳搾りでは、普段飲んでいる2リットルの牛乳の素が、10リットルの牛の血液であることを学び、牛が命を削っていることを知りました。
@乳牛お世話の流れ説明 |
A防疫対策で牛舎に入る前に靴底の消毒 |
B餌やり体験 |
C牛舎掃除の体験 |
D子牛へのミルク体験 |
E牛乳搾り体験 |
牛のお世話体験が終わったら、バターづくりをしました。それぞれ50ccの牛乳と生クリームを容器に入てシェイクしてバターを作り、塩を少々入れ食パン作ったバターの付けて食べ、味を確かめました。また、カッテージチーズの試食もさせていただきました。
バターづくり | |
カッテージチーズの試食 |
《小麦粉づくり》13:30〜15:00
森の学舎に移動して昼食を食べた後に、春に収穫脱穀した小麦を石臼を使って小麦粉に挽きました。約1時間30分で、760gの小麦粉が挽けました。
コーヒーミルも使いました |
上は殻部分、下が粉 |
麦種蒔きと環境学習 (2012年11月17日)
スクール生:17人
スタッフ:3人
《畑の耕うん》 9:50〜10:50
昨年と同様に雨の中での耕うん作業を行いました。ダンボールコンポストで作った堆肥を畑に散せたあと、スクール生が一列に並んで、鍬を使って土を耕していきます。雨を含んだ粘土質の土は、鍬にまとわりつき慣れない畑耕しにスクール生は汗びっしょりとなり頑張りました。鍬での畑耕しを終わったら仕上げに、一人づつ耕うん機を体験しました。
《後片付けと昼食》 11:00〜13:00
使った鍬を洗い、長靴の泥を落とし、長めの休憩昼食タイムです。雨に濡れ汗をかいた体を温めるために薪ストーブに火を入れ、薪ストーブを囲んで各自持参したお弁当を食べました。スタッフは、この時間を利用して麦種を撒くための目印のビニールローブの設置をしました。
《麦種蒔き》 13:00〜14:00
スタッフが昼食の時間に設置したビニールテープを目印に、一人で二列の麦種蒔きをしていきます。麦種を撒きが終わったら、かるく土を被せます。
《環境学習》 14:10〜14:40
ecoスクール最終日には、すべて自分たちで作り育てた食材料でパンを焼きますが、なぜなのかを考えるために、食べ物を外国から輸入することで、高負荷を環境にあたえていることを知るために、「なんでもマイレージ」をおこないました。
麦畑づくりの後処理 (2012年11月11日)
参加者(スタッフ及び準スタッフ親子):5人、他1人
来週の麦種まきのために、二週間前に整備した畑の耕うんをして土を柔らかくしました。耕うんの時に、麦畑の準備で粉砕してあった草や小枝、消石灰20Kg、スクール生がダンボールコンポストを使って自宅で作ったたい肥の中で堆肥への戻りが悪いものを畑に混ぜ込みました。そして、1週間後の麦種まきの手順を確認しました。
麦畑づくりと野菜収穫 (2012年10月27日)
スクール生:17人
スタッフ:3人
《麦畑づくり》 9:30〜11:20
開校の時に麦刈りをして、それ以降は休息をさせていた畑ですので、草が生い茂っています。でも、昨年と比べるとかなり楽に草抜きができました。抜いた草は、昨年作っていた堆肥作り場に積んでいきました。スクール生の働き如何で午前中に草抜きも終わり、作物を作る畑づくりの苦労を身を持って感じてくれたであろうと思います。
草は根ごと手抜きです | |
こまめに残っている根もとります | 畑の草取りが終わったら野菜収穫へ |
《野菜収穫》 11:30〜13:00
森の学舎近辺の農家の方が、野菜の場を提供してくれました。道路のゴミひろいをしながら、野菜収穫の畑までむかいました。アカメイモ・ハスの葉・大根葉・自然薯・ゴボウ・生姜・ネギを収穫しました。
《野菜料理づくりと昼食》 13:00〜15:00
野菜収穫が終わって森の学舎に戻ってきたら、みんなで収穫した野菜を使っての野菜料理づくりです。料理作りに1時間以上かかってしまい、昼食が14時過ぎになってしまいました。とりたての野菜を使った料理は、すごく美味しかったかったようで、スクール生たちはお腹いっぱいになったようです。
麦畑づくりの準備 (2012年10月21日)
参加者(スタッフ及び準スタッフ親子):8人、他5人
来週に、麦畑づくりが行われます。5月(開校の時)に麦刈りをしてから何も手入れをしていないため草が生い茂っています。
@草の中に隠れている堆肥置き場(抜いた草を堆肥にする)が見えるように周りの草刈り。
A畑と川の境のにある茶の木を胸の高さまで切りそろえ。
B畑周辺の草刈り。
C昨年伐採したセンダンの萌枝を伐採。
D畑上の駐車場から流れてくる水を逃がすための側溝整備。
刈った草・茶の木・センダンは、早く分解し土に戻すために粉砕しました。
作業前の打ち合わせ |
草や木を除去し粉砕 |
現れた堆肥置き場 |
雨水を流す側溝 |
塩づくり (2012年9月1日)
スクール生:15人、代理:1人
スタッフ:4人
《海水汲み》 9:30〜11:10
日向灘沖で塩づくり用のきれいな海水を汲むために、昨年と同じ乙島丸で庵川漁港を出発しました。途中、スクール生の帽子が飛ばされるハプニングがあり、海に落ちた帽子はタモで見事に救出されました。
採取した海水は40Lでした。しかし、スクール生の半分は、船酔いでダウンしており海水汲みどころではなかったようです。
《塩づくり》 13:00〜16:30(片付け30分)
釜戸2組、簡易釜戸2組の4班に分かれ、それぞれ5Lの海水から塩づくりをしました。
@5Lの海水が1Lになるまで沸かします。
A500ccになるまで、木のしゃもじで絶えずかき混ぜ煮詰めます。ここまでに析出した硫酸カルシウムの結晶をろ過して取り除きます。
Bろ過した海水を再び煮詰め塩の結晶を析出させます。さらに、析出した塩で海水がシャーベット状になるまで、木のしゃもじで絶えずかき混ぜながら煮詰めます。
C紙フィルター2枚を重ねシャーベット状の海水をろ過します。フィルターに残った結晶が塩で、フィルターを通りぬけた液体がにがりです。
火をつけるまでの時間、火力、煮詰めはじめた海水量の違いで、早く塩が完成した班と30分以上遅れて塩が完成した班、それぞれのペースで塩づくりが進んで行きました。完成した塩は400gで、ecoスクール最終日で作るパンの材料となります。
晒し布で海水の不純物を取り除きます。 |
鍋・釜に5Lの海水を入れ煮詰めはじめます。 |
1Lになるまでひたすら煮詰めます。 |
最初のろ過(硫酸カルシウムの除去) |
フィルターに硫酸カルシウムが残ります。 |
ろ過した海水を再び煮詰めます。 |
再びろ過します。 |
フィルターに残った塩を乾燥させます。 |
《おまけ》 乙島
竹イカダでの五十鈴川清掃 (2012年8月11日)
スクール生:21人
スタッフ:4人、準スタッフ:3人
《竹オールと竹イカダ組み立て》 9:40〜10:30
前もって準備していた竹オールキットの組み立てを学習室で行い、ペットボトル浮力材の竹イカダへの取り付けを河原で行いました。これまでの雨で五十鈴川の水量は普段より多めだったため、イカダ6台とゴムボート2台を並べるには、河原が狭かったです。竹イカダ組み立てが終わったら森の学舎の戻り、ヘルメットとライフジャケットを着用し再び川へ。
竹オールづくり | 再び川へ |
《川を下りながゴミひろい》 11:00〜12:30
川の水が多かったので流れも速めでした。イカダの出発場所からは10m位急流(?)です。それから先は、流れはゆっくりめ。竹オールで漕ぎながらあっちへ行ったり、こっちに来たりしながら、ゴミを見つけてはひろいました。しかし、子供たちはイカダ遊びに夢中の時間の方が多かったようです。
《川の生き物調査》 13:30〜14:30
森の学舎前の五十鈴川に、どんな生き物が住んでいるかを調べました。箱メガネと手網を使って実際に生き物を見つけ捕獲します。捕獲した生き物はバケツに移して、最後に皆で名前を確認してから川へ帰します。
豊かなできれいな水により川の豊かな生態系をこれからも守るため、自分たちにできることに何があるかを皆の共有課題とすることにしました。
川の生き物を探します | |
捕まえた生き物を確認 |
《おまけ》 カメラを水中に落とし動作不能となりました。
今日のスクール生とスタッフ | 今日ひろったゴミ |
竹イカダによる川下り予行 (2012年8月4日)
参加者(スタッフ及び準スタッフ親子):5人、他2人
竹イカダによる川下りながらのゴミひろいが来週に行われます。台風の影響で雨が多く降っていたため川の水量が普段より多かったですが、子どもたちに前回制作したイカダの試乗してもらいました。ペットボトル浮力材により、無事竹イカダは浮き川を流れることができました。それとイカダを下りた川岸から道にあがる部分の草刈りを行いました。
昨年は、台風の影響で2度も延期となりました。今年は、台風の影響がないことを祈るばかりです。
竹イカダに浮力材を取り付け |
子ども二人で試乗 |
イカダから降りて道まで上る箇所の草刈り |
ひと通り予行が終わっての川遊び(魚すくい) |
竹オールのキットづくり (2012年7月16日)10:00〜13:00
参加者(スタッフ及ボランティア):4人
昨年度のecoスクールでは、竹竿と竹オールでイカダの操作を試みました。竹竿は座って乗ることになるイカダには不向きであり、竹のみで作ったオールは太い竹で作ることになるため重いオールとなってしまいました。
昨年度の反省をふまえ、細い竹とべニア板のオールキットをecoスクール生分だけ用意しました。キットは、次回のecoスクールで紐を使って組み立てます。
竹イカダづくり (2012年7月7日)9:30〜15:20
スクール生:19人
スタッフ:5人
ダンボールコンポスト指導2名:宮崎ダンボールコンポスト・ネットワーク門川支部
《竹イカダづくり1》 9:50〜11:50
竹イカダづくりは6班に分け作業を進めました。
@竹林の整備で伐採で用意していたイカダにする太さの竹をグランド端の竹置き場から運んでくる。
A竹の長さを節の位置を考えながら、ノコギリで1.8mに揃える。
B竹を角材に結びつける。
前回から取り組んでいるダンボール・コンポストの堆肥化が順調なのかを、宮崎ダンボールコンポスト・ネットワーク門川支部の方からチェックをしていただきました。堆肥化について、全部を混ぜるのではなく生ごみを入れた部分(まん中だけ)だけを混ぜ込みと良い堆肥ができるとのアドバイスがありました。
10月27日の畑作りで、堆肥を撒くことになるので、9月末日までは生ごみを入れて混ぜ込むを続け、10月1日からは生ごみを入れるのを止め堆肥の熟成にはいる。1Lの水を入れ全体を全体を混ぜ込む、1週間たったら繰り返す。白カビが発生したらbestです。
《竹イカダづくり2》 〜14:00
2Lペットボトル6個をガムテープで巻きつけ、板に木ネジで取り付けた浮力材をイカダ1艘に四つ作ります。浮力材は、8月の竹イカダで川下り&ゴミひろいの日に、イカダを川まで運んでから取り付けます。
《川あそび》 〜15:30 時間が余ったので川あそび(当初から予定はしていましたが)をしました。が、着替えて川までの移動、注意事項等々で実際には30分間だけの川あそびとなりました。今年初めての川に入る子供たちばかりでしたから大はしゃぎでした。でも、先日までの雨で、水量はやや多く水はまだ冷たかったです。 森の学舎の戻り着替えをして、解散は15:30となりました。 |
残った麦の脱穀と籾すり (2012年6月10日)10:00〜16:30
脱穀と籾すり参加者(スタッフ及び準スタッフ親子):9人、他2人
昨日の麦脱穀では、刈りとった麦を全部脱穀できなかったため、急きょスタッフ及び準スタッフ親子やボランティアサポートに連絡をして、計12人が集まってくれました。多くの方が脱穀作業に参加してくれたので、何とか脱穀が終わることができました。今日の脱穀はすべて足踏み脱穀機を使い、麦と籾を分離させる道具(唐箕)を使用しました。約10kgの麦(種)を収穫することができました。
脱穀 |
籾すり |
最終選別 |
収穫した麦(種) |
使用した千歯 |
使用した足踏み脱穀機 |
使用した唐箕と参加者 |
誰が書いたのか? |
麦の脱穀・旗作り・ダンボールコンポスト (2012年6月9日)9:30〜15:30
スクール生:17人
スタッフ:4人
ダンボールコンポスト指導2名:宮崎ダンボールコンポスト・ネットワーク門川支部
《麦の脱穀》 9:30〜12:30
前回のecoスクールで刈り取って渡棟に陰干ししていた麦の脱穀です。
まずは、江戸時代初期までの使われていたコキバシにて一本一本を脱穀して行きました。初めての体験であるため、最初は麦でなく穂そのものが切れたりして上手くいきませんでしたが、少しずつ慣れ始め穂から麦だけを取り除けるようになりました。
次に、明治時代まで使われていた千歯こきを体験しました。これまた、なかなか上手くいかず。慣れて上手く麦が採れるまで少々時間がかかりましたが、コキバシとは比べようもないスピードで作業が進みます。
最後に、昭和30年代まで使われていた足踏み脱穀機を使いました。これは、早い早い。千歯の何倍ものスピードで脱穀が進みます。
脱穀後の麦と籾を分離する作業が大変でした。籾すり後に麦と籾を分離する道具がなかったため、うちわで風を送りながら辛抱強く籾を取り除きました。
予定していた2時間を30分オーバーしましたが、それでも1/3程度しか脱穀を終わりませんでした。
コキバシの脱穀 |
千歯の脱穀 |
足踏み脱穀機の脱穀 |
籾すり&麦と籾の分離 |
《旗作り》 13:20〜14:00、15:00〜15:30
昼食後、5班に分かれてecoスクールの旗作りをしました。麦の脱穀が30分オーバーしたので時間が足りなくなり、ダンボールコンポストが終わった後、再び旗作りに入り15時30分までかかりましたが、各班が思い思いの旗を完成させました。
《ダンボールコンポスト》
宮崎ダンボールコンポストネットワーク門川支部の協力により、家庭生ごみを堆肥に変えるコンポストをダンボールで作りました。微生物(分解者)が約4カ月間かかり堆肥にしていきます。コンポストで作った堆肥は、秋の麦畑づくりに利用し、家庭からの小さな循環を体験することになります。次回のエコスクールで、堆肥作りの過程(良し悪し)をチャックすることになりました。
開校 (2012年5月26日)9:30〜15:20
※第2期四季をまるごと体験ecoスクールが開校しました。
スクール生:19人
スタッフ:3人
ネイチャーゲームリーダー3名:宮崎県ネイチャーゲーム協会
取材:わぃWaiTV、宮崎日々新聞
《開校式》 9:30〜
横山理事長から、「皆さんとこれから1年間、環境のことを一緒に学習・活動して、考えて行くことを楽しみにしています。」とあいさつがあり、一年間の活動に関してのお願いと注意、スタッフのあいさつからecoスクールがはじまりました。
理事長あいさつ | 2期スクール生とスタッフ、ネイチャーゲーム・リーダー |
《ネイチャーゲーム》 9:50〜12:30
はじめて顔を会わせたスクール生お互いのコミュニケーションをはかるために、室内でノーズと動物交差点を行いました。この二つのネイチャーゲームで、スクール生同士は初めて会話をして、お互いの名前と顔を覚えることができ、動物のことをクイズ形式で知りることになります。屋外では、五感を研ぎ澄ませるため音いくつを行い、そしてメインのフィールドビンゴを行いました。今回のフィールドビンゴのスペシャルは、サワガニでした。スペシャルだけに見つけることができるか心配しましたが、まあ居るわ居るわ、スクール生はたくさんのサワガニを見るけることができました。
動物交差点 | 音いくつ |
フィールドビンゴ | スペシャルの観察 |
ネイチャーゲームが終わり、生き物探しに河原に探検に出かけました。ヤマタロウガニやスッポン、オタマジャクシ等を見つけ、ヤゴが羽化する瞬間も目撃することができました。
羽化しているヤゴの観察 |
《麦刈り》 13:20〜
昼食後、雨を心配しながらの麦刈りとなりました。1期生が作った麦畑の小麦を刈り束にして、はさ掛けしていきます。はさ掛けは、森の学舎の渡り棟に干していきました。
麦刈りは、土から10cm位を上方向から下へ茎に鎌を入れます。2つの束をひとつに結び、はさ掛します。
麦刈り | |
刈った麦を集める | |
麦を束ねる |
|
渡り棟にはさ掛 |
《終わりの会》 15:00〜15:20
名前、学校、ecoスクールに参加した理由等を一家族(一人)づつ自己紹介をしてもらいました。次回のお知らせ後、ecoスクール初日が終わりました。
開校の準備 (2012年5月13日)
準備参加者(スタッフ及び準スタッフ親子):11人
ecoスクールの初日に、1期生にて作った麦畑での麦刈りを予定しています。麦刈りと刈った麦干し、脱穀の道具作りのために開講前準備を実施しました。
《試麦刈り》 10:15〜
準備参加者が集まり、まだ一部青い茎が残っている麦を刈って、刈った麦を束にして干す作業手順を確認しました。過去に麦刈りを経験した者もいましたが、ほとんどが初めての体験だったため、試行錯誤をしながらの作業手順確認となりました。
試麦刈り |
麦束め |
はさ掛でお決まりのビンボーダンス |
こんな感じで干すことに |
《お昼》
楽しく準備活動とするために、お昼は石窯でピザを4枚焼きました。また、子供たちは用水路でオタマジャクシやイモリを捕まえて遊んでいました。
ここで初めて子どもたちは見た→イモリがオタマジャクシを食べるところを!
上手くピザが焼けました |
用水路にも生態系が |
《脱穀の道具づくり》 〜16:00
麦穂を脱穀するための道具として、「こきばし」と「竹製千歯」を作り、試脱穀をしてみました。麦を数本単位でないと脱穀できませんが、ちゃんと脱穀できました。
こきばしをスクール生の数だけ準備 | |
竹製千歯で試脱穀 |