ホーム四季をまるごと体験ecoスクール>第1期四季をまるごと体験エコスクール(平成23年度)

 「四季をまるごと体験ecoスクール」は、昨年度の食と環境の関係を考えるワークショップ型協働モデル事業(協働モデル事業)で培ったノウハウを使い、宮崎県・宮崎県教育委員会・延岡市教育委員会・日向市教育委員会の後援で、セブン-イレブン記念財団の助成を受けて実施しました。

麦畑 (2012年3月31日)

 四季をまるごと体験ecoスクールが閉校して1ヶ月半がたちました。事務局では、助成元であるセブン-イレブンみどりの基金への完了報告書と文集編集が終わったので、事業終了となりました。
 現在の麦畑の様子ですが、心配していた麦は膝上の高さまでスクスクと育っています。森の学舎周辺のソメイヨシノも満開でした。

 

パン焼き・閉校式 (2012年2月18日)

スクール生:17人+1人
スタッフ:3人

 6月から始まったecoスクールも、いよいよ最終回を迎えました。今までecoスクールで一緒に過ごした子どもたちと、その保護者のスクール生と別れるのが辛い日となりました。9か月の長い期間ほんとうに楽しかったです。 

《8:10〜9:10》 バターづくり
 手づくりバターは、日持ちしないため今日のパン焼きのためのバターを作りました。前回、矢北牧場でバター作りを経験しているので、スムーズにバターを作れました。

ペットボトルでバターづくり スクール生が自宅で育てたイチゴ酵母

 
《9:10〜11:10》 パン生地づくり
 7回目のスクールで学習し自宅で育てたイチゴ酵母を持ち寄り、4回目のスクールで作った塩、7回目と8回目のスクールで石臼で挽いた小麦、今日作ったバターを使って、小麦の配合や酵母の種類を少し変えながら4種類、全部で6玉のパン生地を作りました。その後、1次発酵へとまわします。自家製の天然酵母菌であるため、市販のイースト菌のように膨らみません。

パン生地作り

 
《11:10〜12:10》 文集書き、 《12:10〜13:00》 昼食
 パン生地を一次発酵させている間の文集書きをしました。これまでのecoスクールで体験したことを一つずつ思い出しながら、思いでベスト、全体の感想等を書いてもらいました。子どもたちと保護者のスクール生全員の文集を作ります。

文集書き ecoスクール参加者とスタッフ

《13:00〜14:00》 パン窯熱し
 二連式のパン窯を熱します。火をつけるところからパン釜の天井裏が白くなるまで、約1時間かかります。子どもたちは、熱く煙を目に沁みる窯の前で奮闘してくれました。

パン窯を熱くしてパンを焼く準備

 

《14:00〜16:00》 パンの形成とパン窯でパン焼き
 1玉だけ市販のイースト菌を使ってみました。さすがに市販のイースト菌は発酵が早く最初に一次発酵が終わりパンの形に整え、少し休ませ(2次発酵)てから、パン焼きに使ってみました。その後、一次発酵のようすをみながら出来上がりの早かったパン生地を順番に形成して、2次発酵を経由してパン窯で焼いていきました。

皆で一緒にパンの形づくり 焼く前の仕上げ
形成したパンを窯へ投入 焼きたてのパンを試食

 

《16:00〜16:20》 閉校式
 パン焼きと試食が終わり文集の原稿も書き終わり、閉校式となりました。閉講式では、横山理事長から、これから食べ物をとる時は、食材がどこから来たのか、外国から輸入された食べ物は、輸送に多くのエネルギーが使われ環境への負荷が大きいこと、食材に多くの方たちが関わってきていることへの感謝、そして自分ができる環境への取り組みを考えて欲しいと話がありました。また、子どもたち全員が黒板に寄せ書きをしてくれました。
 閉講式が終わっても、スクール生みんな名残惜しいようで、連絡先の交換や次どこかで会おうと話がつきませんでした。

できあがったパン 修了証書の授与
森の学舎出入り口に掲げたecoスクールの旗 子どもたちが遺してくれた寄書

 

酪農体験と小麦挽き (2012年1月28日)

スクール生:18人+4人
スタッフ:3人

 バターの原料である牛乳のことを考えるための酪農体験です。牛乳は、乳牛の体の一部である血液から作られることから、動物の命を削った食べ物であることを知り、そんな牛の事を思い考えるための体験活動です。

《9:30〜12:30》
 酪農体験をお願いしたのは、延岡市松山の矢北牧場です。現地集合で、道に迷ったスクール生もいましたが、全員無事到着して、酪農体験(餌やり、牛舎の清掃、搾乳)を行いました。 最初、子供たちは大きな牛に腰が引けての餌やりでしたが、徐々に慣れて、搾乳の時には牛に平気で触れるようになっていました。
 酪農体験の後は、バター作りとカッテージチーズ作り実演と試食がありました。バター作りは、牛乳50ccと生クリーム50ccを20分から30分間シェイクして、固形化した物がバターです。できあがったバターに塩を少々加えて、手作りバターの完成です。手作りバターは日持ちしないため、その場でパンに付けて食べました。カッテージチーズは、搾乳した牛乳4リットルを90度まで熱し酢を適量加え、かき混ぜるとできあがります。醤油を少し垂らして試食しました。

牛舎の清掃 牛の餌やり
搾乳
バター作り
矢北牧場での記念撮影


《14:00〜15:30》(矢北牧場から森の学舎に移動して、お弁当を食べた後)
 パンを焼くためには、前回に挽いた小麦粉の量では足りないため、再び小麦を石臼で挽きました。一度体験している石臼での小麦挽きですので、スクール生も慣れたもので、約1.8kgの小麦粉ができました。また、今回はコーヒーミルも小麦挽きに使ってみました。

石臼での小麦挽き コーヒーミルでの小麦挽き
今回挽いた小麦粉 小麦粉とほぼ同じ量の中挽き粉もできます

 

酵母づくりと小麦挽き (2012年1月14日)

スクール生:18人+1人
スタッフ:3人

 パンを作るのに必要な酵母液の仕込みと小麦粉を作りました。

《9:30〜11:20》イチゴ狩り
 森の学舎から徒歩10分にあるイチゴ農家に、酵母菌の材料にするイチゴを採りに行きました。イチゴ農園内では、イチゴ食べ放題にしてもらい、皆甘い熟したイチゴを食べて満足したようです。そして、酵母菌のための2kgのイチゴを持ち帰りました。
 イチゴの収穫は始まったばかりで、まだ青い粒も多くあり熟したイチゴが少なかったので、スクール生が自宅に持ち帰り(もちろん有料)が、1パック(500g程度)しかありませんでした。3月から4月にかけては、イチゴ狩りで好きなだけ持ち帰ることができるそうです。


《11:20〜11:30》麦踏み
 3回目の麦踏みを全員で行いました。この時期は麦はほとんど成長していません。暖かくなって麦の背丈が伸びるのが楽しみです。

《13:00〜15:30》
 酵母菌はスクール生が自宅に持ち帰り育てますので、酵母菌の育て方を学習しました。1週間程度でイチゴ酵母液が完成する予定です。
 その後、持ち帰ったイチゴで酵母液作りと、石臼での小麦挽きを2グループに分けて行いました。最初の酵母づくり班の酵母液の仕込が終わったら、交代して全員が酵母づくりと小麦挽きを体験しました。

 煮沸消毒したビンに、軽く洗ったイチゴ100gと水200ccに、大さじ一杯の砂糖を加えます。ビンに雑菌が入らないように、おしゃべりを止め、トングを使って慎重に作業をしました。なんだかいつになく緊張感がありました。


 小麦挽きには、2個の石臼を使いました。どちらの石臼も昔実際に使われていた物です。大人でも大変な石臼廻しを、子供たちががんばって廻しました。石臼で挽かれた麦粉をふるいを使って小麦粉を集めます。ふるいに残った荒い麦は再び石臼で挽いて細かくします。2時間かけて約750gの小麦粉を作ることができました。

作ったばかりの酵母菌の元
イチゴ農園で記念撮影


2回目の麦踏み (2011年12月10日)

スクール生:4人+3人
スタッフ:1人

 種まきして3週間が過ぎたところで、2回目の麦踏みを急遽おこないました。2回目の麦踏みには、まだ麦の芽を見ていないスクール生が参加してくれました。

 

麦踏み (2011年12月4日)

 種まき後10日位で予定通り発芽してくれました。今年は暖かく氷や霜柱などがまだで時季は早いですが、茎が柔らかいうちに麦踏をしました。

 

麦種まき (2011年11月19日)

スクール生:14人+1人
スタッフ:3人

 午前中は小雨の中で畑の耕うんを行い、天気の回復した午後は小麦の種まきを行いました。今回もスクール生全員で昼食を作りました。畑が本来の姿に戻り、人間が作りだした里山の環境は、責任を持って維持管理することが必要であることを改めて感じました。

《麦の学習》9:30〜10:00
 麦には、小麦・大麦等多くの種類があり、それぞれどんな食品に加工されるのか、種まきと収穫時期、麦ふみの必要性等を学習しました。

《畑の耕うん》10:00〜12:00
 土を酸性から中和させるために消石灰をまき、堆肥として竹粉をまきました。畑の広さは約1aで、撒いた消石灰の量は20kg、竹粉は110kgです。竹粉をまいた場所とまかない場所での麦の生育の違いをみるために、畑の1/4には竹粉をまきませんでした。消石灰と竹粉をまき終わった後に、畑の耕うんをしました。

消石灰の後に竹粉まき
鍬で耕し耕うん機で耕うん


《昼食》12:00〜14:00
 食材を、お隣の松瀬地区の直売場で購入して昼食を作りました。やはり、昼食を皆で作るのは楽しいですね。

自然薯をおろし釜戸で炊飯


《種まき》14:00〜16:00
 昼からは天気も回復し、午後やや遅れて種まきをはじめました。種をまく筋の目安として30cm毎に色テープを張り、テープに沿って種をまいていきます。その後、まいた種の上に土をかぶせていきました。10日後の発芽が楽しみです。

約1aの畑の1.1kgの種まき


 天気予報によると、種まき後は、しばらく良い天気が続きそうです。


麦種まきの準備3 (2011年11月10日)

 畑の上にある駐車場に降った雨水の全部が畑の中に流れ込んできます。畑の下層土は田んぼのような土なので、大量の雨水により溝がベトベト状態になり土が乾くのも遅いです。そこで、駐車場に降った雨水が畑に流れ込まないように、畑の石垣上に溝を掘ってみました。少量の雨水はうまく溝を流れてくれましたが、大量の雨水は?

 

 

麦種まきの準備2 (2011年11月5日、6日)

 雨が降ったり止んだりの天候の中、畑の周辺に雨水を流すための溝を掘りました。掘った土は畑へ入れ、耕耘して草の根を取りながら平らに成らしていきました。元々は田んぼたった場所を畑として使っていたようなので土は粘土質です。

 

麦種まきの準備 (2011年10月23日)

 昨日おこなった畑づくで草がなくなった畑を、ミニ耕耘機の試運転を兼ねて耕してみました。草の根はまだ取り切れてないようです。次回の麦種まきでは、この耕耘機が活躍します。

HONDAピアンタ

 

畑づくり(開墾) (2011年10月22日)

スクール生:18人+1人
スタッフ:2人

 麦を栽培するための畑の準備をおこないました。10年近く使われていない未耕地で草が生い茂っているため、畑づくりというよりも開墾に近い作業となりました。そしてお昼は、森の学舎周辺の畑で野菜を収穫させていただきスクール生全員で昼食を作りました。

《畑づくり》 9:30〜11:00 14:40〜15:20
 鍬やスコップを使って、草の根から抜いていきました。また、竹イカダで使用した竹を再利用して草置き(堆肥作り)場も作りました。ecoスクールの中で一番の重作業になると思う一日でした。スクール生の皆さまおつかれさまでした。


作業の説明

作業の始まり
全員で協力してがんばりました。

草置き(堆肥置き)場づくり

ほとんどの草を抜くことがきました。


《野菜収穫》 11:00〜12:00
 今回のお昼ご飯は、自分たちで収穫した野菜を料理するため、近くの農家の方の畑で、野菜を収穫させていただきました。


サトイモ(アカメ)

ショウガ

ゴボウ

ジネンジョ


《お昼ご飯》 12:00〜14:40
 収穫した4種類の野菜を使ってお昼のおかずを作りました。サトイモは味噌汁と天ぷら、ジョウガは甘酢漬け、ゴボウはかき揚げ、ジネンジョは、とろろと天ぷらにしました。そして、バイキング方式で各自好きなものを食べました。最初になくなった(一番人気?)のは、とろろでした。


収穫した野菜(昼食に使わなかった分)

野菜の泥落とし

ご飯は羽釜炊飯

昼食


 残った野菜は、お土産としてスクール生で分けて持ち帰りました。

 

塩づくり (2011年10月8日)

スクール生:13人
スタッフ:4人

 9月3日に予定していた塩づくりは、台風の影響で延び延びとなり、やっと今日に開催することができました。

《海水汲み》 9:30〜11:30
 昔は、沿岸で海水を汲み塩を作っていたことでしょうが、現在は海洋汚染が進み、沿岸の海水は使うことができません。海沖の海水は透明度も高く、ゴミも浮かんでいません。そんなきれいな海水を汲みに行きました。天気も良く、海は凪状態で海水汲みには最良な日でした。

庵川漁港から乙島丸に乗って海沖に出発です。
40分位船が進んだところで船を止めて海水を汲みます。
岸からここまで離れて海水を汲みました カンムリウミスズメの繁殖地である枇榔島の近くを通りました。

《塩づくり》 13:00〜15:30
 船を降りて、森の学舎の釜戸で塩をつくために、森の学舎に移動しました。昼食後、海水から塩をつくるための手順の説明があり、いよいよ塩づくりの開始です。


@鍋(羽釜)に海水を入れます。今回は、海水5リットルから塩を作ります。

A海水が1/7の量になるまで、強火で煮ていきます。

B硫化カルシウムの析出で白く濁ってきたら掻き混ぜます。

C1/10まで煮詰めたら、いったんろ過をして硫化カルシウムを取り除きます。

D再び鍋に海水を戻して、中火で煮込み、塩を濃縮させます。

E塩がシャーベット状になるまで煮詰めます。

 子供たちが中心となって釜戸を二口使用して、計10リットルの海水からの塩づくり作業を進めました。シャーベット状に塩が濃縮された海水をろ過し、鍋で炒め乾燥させ、約220gの塩を作ることができました。


フィルターに残った物が塩で、ろ過した水分がにがりです。

摘出した塩を鍋で炒め乾燥させます。

白くサラサラした塩が完成しました。

みんなで、出来上がった塩を味見しました。

 
 スクール生は、作った塩を少しずつお土産として持ち帰りました。今回作った塩は、ecoスクールでパンを作る時の素材のひとつとなります。


畑づくりの準備 (2011年9月25日)

 麦畑として使用する畑を地域の方よりお借りすることができました。お借りした畑は休耕畑で、森の学舎のすぐ近くで五十鈴川に隣接している場所です。長年使っていない畑ですから、低木や竹、背丈の高い草が生い茂っていて、どこまでが畑なのか川なのか解らずecoスクールでの麦畑づくりでは危険であるため、前もって畑の周辺の草木を取り除きました。
 手鎌と造林鎌で草を刈り、鋸で竹や低木を切り、粉砕機を使ってチップにして、川沿いにある茶の木の根元に撒きました。畑として使っていた時に端に植えたと思われる茶の木は、背の高い草等で、光が当たらなかったのでしょう、枝だけで茶葉が上部に少ししか付いていませんでした。


作業前

作業後

 

竹イカダでの河川清掃 (2011年8月21日)

スクール生:18人
スタッフ:3人

 ecoスクールの3回目の午前中は、前回作ったイカダでの河川清掃です。午後には、ネイチャークラフトをしました。

《竹イカダの完成》 〜11:00
 最初に、スクール生に何処を竹イカダで流れていくのかを確認してもらうために、松瀬大橋から約500m先のゴール地点を目視してもらいました。ゴール地点が遠くからでも解るように、あらかじめ白い幟を設置していました。その後、雨が降ってきました。雨があがるのを待ってから、前回作った五艘のイカダを五十鈴川の川原まで降ろし、川原で浮力材となるペットボトルをイカダに取り付けていきました。そして、11時にみんなで竹イカダによる五十鈴川下りながらの清掃活動に出発しました。


《川下りならの清掃活動》 〜12:30
 ゴール地点までの間を行ったり来たりしながら、川岸の木枝に引っかかっているビニールを中心にゴミを拾いました。途中から雨も降りだし、気温・水温とも低めであったため、あまり川の上で長いができず約50分間の川下りながらの清掃活動となりました。ゴール地点で竹イカダを分解して森の学舎に、イカダと拾ったゴミを持ち帰りました。竹イカダでの川下りは、子供たちと一緒にお母さん方も大はしゃぎでした。


《ネイチャークラフト》 14:00〜15:10
 昼食後は、川遊びを予定していましたが、雨が降っていて気温もあがらなかったので、ネイチャークラフトを実施しました。参加者は、自然の工作材料を使って思いおもいの工作を完成させました。


 第3回目のecoスクールは8月6日を予定していましたが、台風の影響で川が増水していたので、3週間延期しての開催でした。


河川清掃で拾ったゴミ

ネイチャークラフト作品と一緒に



竹イカダ作り (2011年7月23日)

スクール生:18人(川遊びから4人増)
スタッフ:4人

 ecoスクールの2回目は、竹林の整備で伐採した竹を使ったイカダ作りで、竹林の整備で伐採した竹の有効活用の一環です。

《竹イカダ作り》9:40〜13:30
 イカダ作りの説明を横山理事長が行なった後、グループ毎に分かれてイカダ作りの作成がはじまりました。外は暑いため室内にシートを敷いて作業を行ないました。お昼も忘れイカダ作りに熱中してしまい、お昼ご飯が12時30分からとなりました。他に竹オールも作りました。


イカダ作りの説明

グランドに置いている竹を運びます

2mの長さに切ります

竹を角材に結びます

8本〜9本の竹を使います

ペットボトルで浮力材を作ります

竹がぐらつかないようにネジどめをします

浮力材を仮付けします


《川遊び》14:00〜15:00
 時間が若干残ったため、五十鈴川で魚とエビ採りの川遊びをしました。今日は、水量も多く流れがやや早く、水も冷たかった様でした。


箱めがねを使っての魚・エビ採り

採った生き物の観察


竹イカダの準備 2011年7月16日、17日

 今度のecoスクールで、竹イカダを作ってゴミを拾いながら川を下ります。その事前準備として竹イカダを作り、竹イカダで川下りをしました。

《竹イカダ作り:7月16日》


 竹林の整備の時に切り出していた2m50cmに切って90cmの角材に9本縛り付けペットボトル16本を浮力材としてイカダの前後の8本づつ取り付けました。実際に川に浮かべてみましたが、大人一人は楽に浮きます。この竹イカダの欠点は大変重いことで、大人4人でないと川まで降ろすことができませんでした。
 他に、竹イカダを川まで降ろしていく箇所の草刈をしました。

《竹イカダでの川流れ:7月17日》


 最初に、川下り到着地点から道まで登る箇所の草刈をしました。その後ecoスクールで予定している約500mの距離を竹イカダとゴムボートで川下りをしました。雨により水量がいつもより多かったため流れが早かったため到着地点に思ったより早く着いてしまいました。川の水量が減っていないと困りますので、ecoスクール前一週間位は、雨の無い日が続くことを祈るばかりです。竹イカダは、大人二人でも何とか浮きますが二人乗りとなるとバランスをとるのが難しくなります。
 他にecoスクール旗4枚の旗ポール作りも行いました。

開校式・ネイチャーゲーム (2011年6月25日)

スクール生:18人
スタッフ:4人
フェニックス宮崎ネイチャーゲームの会:指導員4名 or ネイチャーゲームリーダー4名
取材など:わぃWaiTV、宮崎日々新聞

 ecoスクールの初日は、これから一緒に環境学習していく参加者同士が仲良くなるためと、自然環境に触れ意識するための導入として、ネイチャーゲームとecoスクールの旗作りをしました。

《開校式》 9:35〜
 スクール生が集まり、いよいよecoスクールが始まります。横山理事長からのあいさつの後、事務局からの連絡事項などが終わり、参加者同士仲良くなっていただくため、ネイチャーゲーム・リーダーの方たちによる「はじめまして」が行なわれました。カードに複数の自然に関する質問事項があり、その質問事項を使って会話をして行きます。会話が終ると別の人に別の質問をして行きます。そうする事で初対面同士でのコミュニケーションをとります。最後に気になった回答をそれぞれ発表して、その人を間接的に紹介をします。


開校式

はじめまして


《ネイチャーゲーム》 10:00〜12:00

 森の学舎でのネイチャーゲームで、いつも行なわれるお馴染みのフィールドビンゴを森の学舎から東へ延びる道土手で行ないました。自然の中でカードにある物を見つけるのですが、まず練習として妖精の森を眺めて、平行な物・Y型の物・X型の物などを探して、目の練習をしてから、4チームに分かれてフィールドビンゴに出発しました。
 チクチクするの物は実際に触ってチクチクを確認します。匂いは実際に匂って確認します。チーム全員が確認できないとカードに印を付けることができません。途中、沢の水温を触って手で予想するスペシャルがありました。水温は森の学舎に戻ってからの発表となります。
 次にカメラゲームをしました。カメラ役とカメラマン役の二人でペアになります。カメラマン役が写真を撮りたい風景や物まで、目を閉じたカメラ役を連れて行き、カメラ役の目を3秒位開けてもらい、カメラ役は再び目を閉じます。それを交互に行ないます。カメラ役は3秒だけ見た自然の美しさや面白さを捉え、カメラマン役が伝えたか風景や物を共感します。
 台風の影響で心配していた雨もネイチャーゲーム中は降ることなく、まずまずの天気でした。


妖精の森を見て練習

カードにある見つけた物に印を付ける

沢の水温予想(21℃でした)

カメラマンとカメラ


《自己紹介》 13:00〜
 名前と居住地、なぜecoスクールに参加したか等、家族単位で3分位の自己紹介を行ないました。スタッフも自己紹介しました。

《スクール旗づくり》 13:20〜
 朝のネイチャーゲームの4班に分かれて、ecoスクールのシンボル旗を作りました。各班それぞれのecoスクールへのイメージを現す旗が出来上がりました。この4枚の旗は、ecoスクールの時に掲げることになります。


色マジックで書いた布製の旗です

4種類のecoスクールの旗


《次回予告》 14:40〜14:50
 竹イカダづくりの他に川遊びも行なうので、濡れてもよい服と靴も用意してください。